リュウキュウアユ産卵場整地 川底にたまった赤土を除去 住用小児童ら 鹿児島県奄美市・役勝川
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鹿児島県奄美市住用町の住用小学校(福本淳一校長、児童8人)で9日、リュウキュウアユの産卵場となる川底をならす「整地作業」が行われた。流れがあり、水温の低い川に足を踏み入れた児童は、レーキを使い川底にたまった赤土を除去、平らな産卵場を作り上げた。例年11月から始まるアユの産卵、子どもたちは新たな命の誕生を願っていた。リュウキュウアユは、 自然個体群が奄美大島にのみ生息する絶滅危惧種。同小では、2006年から環境教育の一環として保護活動を行っており、7月には、川に潜り生態を見る観察会を実施した。
作業の前に、県環境技術協会水生生物室長で奄美リュウキュウアユ保全研究会の米沢俊彦さんが、産卵を終えると死んでしまう「年魚」としてのアユの生態をおさらいし、作業の手順を説明した。
児童ら約20人は、これまでのデータで産卵回数が多いという石釜地区(河口から約1㌔地点)に移動。水深10~20㌢の川で整地作業を行った。
各自が金属製のレーキを手に川底をかき、大きな石を見つけると、大人の手を借りて川岸に移動した。約1時間の作業でアユの産卵にふさわしいとされる水通しの良い「浮石の瀬」(浅瀬)が出来上がった。
5年の田畑愛絆(あいな)さん(11)は「アユのためになると思うと楽しい。夏、潜って見たキラキラの体がとても美しかった。もっと増えてほしい」と話した。
米沢さんは「産卵場がこういう場所であることを感じてもらうことが(環境教育や保全には)大事。11月半ばには、ここにたくさんのアユが集まってくる」と思いをはせていた。
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