石碑4基に玉串ささげる 一部は奄美高校へ移設 県への跡地返還前に慰霊式 旧大島工業高跡地で
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鹿児島県奄美市名瀬浦上町の旧県立大島工業高校跡地の県への返還を前に9月30日、同校の卒業生らが敷地内にある「先師亡友の碑」などの石碑の前で慰霊式を行った。石碑の一部は年度内に同市名瀬の県立奄美高校へ移設される見込みで、卒業生は母校の歩みを見守ってきた石碑4基に玉串をささげた。跡地は今年度末に迎える県の貸与期間終了に伴い、県に返還され民間に売却される。旧大島工業高校は1968(昭和43)年、奄美高校と共に大島実業高校から分離され開校。2012年に奄美高校との再編整備で統合され、44年の歴史を閉じた。その間、6769人の卒業生が全国へ巣立った。閉校後は市が県と無償貸付契約を結び、各種スポーツ大会やイベント会場などとして活用していた。
慰霊祭には旧大島工業高校の卒業生と奄美高校の大山和也校長ら関係者8人が出席。石碑は「先師亡友」、「学校沿革」、「校訓」、「校歌」の四つで、卒業生はそれぞれの碑の前で青春の日々を懐かしみ、玉串をささげて先立った教師や友人らを悼んだ。
第2回卒の和田孝之同窓会長(73)は「開校時は2年生で、自分たちで新しい校舎に、授業で使う工作機械を運び校庭の石を拾った。この場所がなくなるのは寂しいが、今後は石碑の移設先を卒業生たちが母校を思い集う場所としたい」と話した。
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