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認知症、みんなで考えよう 県が奄美市で普及啓発イベント
イベント 南海日日新聞 👁 2

認知症、みんなで考えよう 県が奄美市で普及啓発イベント

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 認知症を正しく理解し、支え合いの輪を広げることを目的とした県の普及啓発イベントが20日、鹿児島県奄美市名瀬のAiAiひろばで開かれた。専門医の講演や当事者たちのステージ発表などがあり、約60人が来場。医療・介護・地域の連携の在り方などをテーマにしたトークセッションでは、「地域のつながりが薄れる中、趣味や遊びを核にしたコミュニティーづくりが重要」との提言があった。

 啓発イベントは、国の認知症月間と県の「認知症を理解し一緒に歩む県民週間」(20~26日)に合わせて開催。初めに、鹿児島大学病院基幹型認知症疾患医療センターの石塚貴周センター長が認知症の症状と適切な接し方について講演。「認知症になっても何もできなくなるわけではない。本人の希望を聞き、安全な範囲で続けたいことやできることを尊重して」と呼び掛けた。

 トークセッションでは、石塚氏と県若年性認知症支援コーディネーターの堀之内広子氏、龍郷町キャラバン・メイトの重枝一馬氏、奄美市認知症の人と家族と支援者の会「まーじんま」代表世話人の重井英二氏が登壇。支援の現場から見た最新の認知症観と、本人や家族が自分らしく生きるための環境づくりなどについて意見を交わした。

 重井氏は「奄美の『結いの精神』は薄れてきている」と指摘し、「支え合いを維持するために、趣味などを柱とした多種多様なコミュニティーづくりが重要」と提言。重枝氏は「地域行事以外でも、テレビゲームを活用した世代間交流なども今後考えられる」と期待を示した。

 会場には認知症についてのパネル展示や、健康チェックブースなどが設置された。頭と体を使う体操や認知症当事者の声を紹介する動画放映のほか、当事者・家族・支援者らによる合唱の披露もあり、来場者は楽しみながら認知症についての理解を深めていた。