清水(鹿児島県瀬戸内町出身)がアジア頂点 カヌー、中国大会で優勝 島の声援「力になった」
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瀬戸内町出身で鹿児島県カヌー協会所属の清水健太(34)がアジアの頂点に立った。清水は8月29日に中国の海南省海口市で行われた「第6回オーシャンレーシングアジア選手権」に日本代表で出場し、見事金メダルを獲得。1位の快挙に清水は「瀬戸内町で培った力、島からの声援が大きな力になった」と喜んだ。オーシャンレーシングは、細長い小舟「サーフスキー」をパドリングで進み、速さを競う。外洋が主戦場で、長距離を継続して進む持久力、波や風に負けない体力が求められる。
清水はサーフスキー22㌔部門に出場した。当日は気温32度という過酷な天候。序盤で5・6番手につけた清水は、風が強くなった中盤に仕掛け、そのまま2位以下を引き離して独走。2位に2分21秒差をつける2時間52分12秒のタイムでゴールを駆けた。
アジア初優勝の清水は、作戦だった中盤の追い込みを勝因に挙げ、「波や風は得意。風が吹き出したところで仕掛けた。最後は補給する水分もなくなり暑さとの戦いだったが、加計呂麻島で鍛えた経験が生きた」と振り返った。
10月にはスペインで行われる世界選手権にも出場する。清水は「アジアと世界の差は大きいが、島出身者が世界に挑む姿を島の人にも知ってほしい」と述べ、「島で育んだ力を支えにさらに上を目指し、カヌーをもっと多くの人に知ってもらえるよう頑張りたい」と話した。
清水は姶良市在住。日本最大級のシーカヤック大会「奄美シーカヤックマラソン」の地元・瀬戸内町に生まれ育ち、カヌーは小学生の頃から親しんできた。競技に本格的に取り組んだのは大学卒業後で、その後は同大会で計6度の総合優勝などを獲得。アジア大会へは、4月の全日本選手権で3位に入り代表に選ばれていた。