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外食特定技能2号に合格 ベトナム出身チャンさん 「奄美で家族と末永く」
総合 南海日日新聞 👁 5

外食特定技能2号に合格 ベトナム出身チャンさん 「奄美で家族と末永く」

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 鹿児島県奄美市名瀬の回転ずし店に勤務するベトナム出身のチャン・フィ・ホアンさん(37)がこのほど、外食業分野における特定技能2号試験に合格した。たゆまぬ努力で日本語を学び、難解な問題をクリアしたチャンさん。今後は「奄美で、日本で家族と長く暮らしていきたい」とバラ色の未来を描いている。

 チャンさんはベトナムのハイフォン市出身で、2017年、同市名瀬にあった日本語学校への入学で来日。在学中から、奄美市名瀬の六興産業(指宿良治代表)が運営する「すし まんてん」でアルバイトとして勤務し、2年間、日本語を学んだ。

 20年に在留期間が最長5年の特定技能1号資格を取得。在留期限が迫る中、昨年9月には、在留期間の上限がなくなり家族の帯同も許される2号を受検。見事に合格を果たした。

 勤務後や勤務中の休憩時間にも勉強を続けたチャンさん。合格の知らせに「難しかった分、とてもうれしかった」と話し、同店で働く同郷の妻の支えにも感謝した。

 チャンさんは母国に1歳の子どもを残してきており、それが受験へのモチベーションの一つになった。在留資格は昨年11月から許可されており、近いうちに子どもも来島させたいと心待ちにしている。

 外食業の2号試験は接客や食、店舗管理など実務的で幅広い知識が日本語で問われ、受験資格として日本語能力試験でN3以上、店舗管理を補助する者としての実務経験2年以上が必要。昨年9月試験は全国13都道府県で行われ、1469人が受験。うち849人合格で合格率は57・8%。鹿児島会場は5人中3人が合格した。

 「協調性があり、覚えが早く、他の模範になっている」。そうチャンさんをたたえるのは同社の指宿仁美取締役。名瀬職安によると、昨年12月末時点での2号資格在留者は市内でチャンさんだけで、他の従業員を引っ張るチャンさんへ同社の期待は大きい。今年12月には日本語能力試験N2を受験予定としており、地域の外食産業を支える外国人材として注目されている。