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鹿児島県 迷走台風影響 小売スーパー食料品で品薄も 貨物船は6日名瀬港入港予定 「島民の皆さんに届けたい」
観光・グルメ 奄美新聞 👁 1

鹿児島県 迷走台風影響 小売スーパー食料品で品薄も 貨物船は6日名瀬港入港予定 「島民の皆さんに届けたい」

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 奄美地方通過後、南寄りに進路を変え、その後は東~北寄りと台風24号は、勢力はそれほど強くないものの迷走により影響が長引いている。鹿児島~奄美~沖縄航路の定期船下り便は6日名瀬港入港の欠航も決定。島内小売スーパーでは生鮮品を中心にした食料品の品薄が出ているが、スーパーなどと取引している貨物船が臨時便を運航し6日、名瀬港入港を予定している。

 龍郷町にある総合スーパー・ビッグツー(藤喜一代表取締役)。強風域の4日は、時折風の強い降雨の中、午前10時の営業開始前から並ぶ来店者の姿が見られた。土産品の品ぞろえが豊富なため駐車場にはレンタカーもあり、夏休みを過ぎても観光客が来島している。

 松浦能久店長(58)は「今年は数年ぶりに立て続けに台風が接近しており、島民の皆さんの防災意識、特に停電に対する警戒感が非常に強くなっていると実感している」と話す。8月上旬の13号のときは停電が長期にわたる地域もあったことで発電機が完売。前回の18号接近時には納品が間に合わなかったが、今回は入荷を完了。発電機以外でも電池やランタン、モバイルバッテリーといった防災・停電対策用品もできる限り取りそろえているという。

 物流面は迷走台風で影響の長期化を懸念。定期船だけでなくコンテナ搭載の貨物船も欠航が続いているため。松浦店長によると、鹿児島市場の休市も重なることから、定期船の場合、市場からの野菜の入荷は最短でも8日以降となる見込みという。地元市場(名瀬中央青果)からの入荷もあるものの、夏場は地場野菜が少ない時期。野菜の品ぞろえでは日持ちの関係で葉物が少ない状況にある。

 「今年は台風が続いているため、今回の台風接近時は生鮮品を中心に早くから買い出しの来店者が見られた。牛乳などかなり少なくなり商品によっては欠品も出ているが、パンについては地元の業者(パン工房)にも協力をいただきながら商品確保に努めている」と松浦店長。焼き立てパンの入荷を店内放送したところ、急いで買い求める来店者もいた。島外に滞在しているものの母親の介護の関係で帰省中という女性は「目的の青果物が購入できず残念だったが、まだ品ぞろえがあるほう。早く台風が過ぎ去ってほしい」と語った。

 海の便運航は貨物船から再開する見通し。小売関係ではイオン、ファミリーマート、地元のグリーンストア、ビッグツーと取引している共同組海運は「みさきⅡ」を臨時便として5日午後5時予定で鹿児島市の谷山港を出港(条件付き・延着見込み)、6日に名瀬港佐大熊地区入港予定。通常は午前6時頃に入港するが、海上の状況で時間の見通しは現在のところ立っていない。同社は「取引先から食料品がなくなっていると聞いている。冷蔵の食料品コンテナを優先し搭載して、島民の皆さんのために届けたい」と語った。4日ぶりの運航になるという。