業者が市に無断で撤退、賃料70万円も未払い――南九州市頴娃の観光施設「お茶街道ゆとり館」 営業再開時期は未定
📰 全文
鹿児島県南九州市頴娃にある観光施設「お茶街道ゆとり館」を運営する業者が施設所有者の市に無断で撤退し、賃料の一部約70万円が未払いとなっていることが分かった。市は3月末で契約を解除し、改めて別の業者に貸し出す方針だが、営業再開の時期は未定。ゆとり館は1999年に旧頴娃町が県道頴娃川辺線沿いに整備した。当初は指定管理者が運営。2024年10月からは市の公募に応じたNHダイニングシステム(東京)が年間賃料105万円で借り受け、地元農産物の販売のほか、昼は食堂、夜は居酒屋を手がけていた。契約期間は27年3月までだった。
市によると、昨年12月中旬に市職員が訪れ、営業していないことに気付いた。その後、業者と連絡が取れない状況が続いていたが、今年2月にメールで「オープン以来赤字が続いて継続が難しい。不採算部門の縮小を行う」と撤退する意向が伝えられた。
市は当面の光熱費など204万円を盛り込んだ補正予算案を開会中の市議会定例会に提案。南日本新聞の取材に「昨年8月以降の賃料が未納になっている。引き続き全額支払われるように督促していく」と説明した。業者は「賃料は今月中に支払う。値下げ交渉を続けている認識だった」としている。