1年で3万9000人が肩寄せ合い乾杯――鹿児島市の甲突川沿い「リヤカー屋台」 福岡・中洲を参考に始まった挑戦…月に10日から20日間へ拡大、店も増やす
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「福岡・中洲」に一歩近づいた-。鹿児島市の甲突川沿い高見橋付近で、食事やお酒が楽しめる「かごしまリヤカー屋台プロジェクト」が始動から1年を迎えた。昨年5月、5店舗でスタートし現在6店舗が営業している。計10回の開催で、延べ約3万9000人が来場する人気ぶりだ。発起人で、かごしまリヤカー屋台組合の川尻強人会長(42)は「少しずつ認知度が上がってきた。若者がさらに増えてほしい」と期待を込める。屋台はリヤカーを土台にしており、1軒につきカウンターが12席ある。15日は赤ちょうちんの光が辺りを照らし、多くの客が肩が触れ合うほどの距離で焼酎や料理を楽しんでいた。
週末によく足を運ぶ同市西田3丁目の会社員、伊藤祐輝さん(26)は「1人でも入りやすく、店員や他の客とも仲良くなれる。すごく居心地がいい」と笑顔。旅行で寄った岡山県の難波優太さん(39)は「地元の人とも話が弾んだ。食べ物も焼酎も人も、鹿児島を堪能できた」と満足した様子だった。
プロジェクトは、鹿児島の魅力をPRしようと、かごしまリヤカー屋台組合が企画した。屋台の造りや座席数は、福岡市の中洲などを参考にしたという。
これまでは月に10日間の営業だったが、今年4月から毎月10日からの約20日間に拡大した。店舗数も増える予定で、同組合の上園優貴事務局長(40)は「加治屋町の再開発とも連動させながら、食文化体験の場として定着させていきたい」と力を込める。
1周年のキャンペーンとして、今月末まで各店舗で「焼酎1杯無料」などのサービスを実施している。営業時間は午後4時~9時半。