鹿児島県・奄美空港で環境省などが盗掘・盗採防止キャンペーン「生きもの持ち出さないで」
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環境省は1日、奄美市笠利町の奄美空港で、希少種等の盗掘・盗採防止キャンペーンをした。県大島支庁、奄美市、龍郷町、大和村、林野庁から10人が参加。到着ロビーで「島の生き物を持ち出さないで」などと書かれた啓発リーフレットを配り、環境保全と生態系維持への協力を呼び掛けた。キャンペーンは、大型連休中に奄美大島に来島する観光客や帰省客に向けて毎年実施。希少植物の盗掘防止だけではなく、昆虫の大量持ち出しやアマミノクロウサギの交通事故防止への啓発も併せて行っている。
配布したのは、国立公園内の動植物捕獲・採取が規制されたエリアマップ▽アマミノクロウサギの交通事故多発地点を示した地図▽自然環境保護を訴える関連団体が合同で発表した共同文書の3点。250セットを準備した。
同空港では、販売目的とみられる昆虫や両生類、は虫類の大量持ち出しが毎年のように確認されている。規制対象外の種については、取り締まることができないため、そのまま島外へ持ち出されるケースが多いという。
環境省奄美群島国立公園管理事務所の広野行男所長は「世界遺産となった奄美大島の価値は生物多様性に尽きる。希少種のみならず、あらゆる動植物が生態系を維持する貴重な存在。持ち出しを控えてもらいたい」と安易な持ち出しに注意を促した。