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「戦争では子どもや女性にしわ寄せが行く」…ポーランドに脱出したウクライナの避難民の実態 今春訪問した霧島市の日本語教師が報告
自然・火山 南日本新聞 👁 1

「戦争では子どもや女性にしわ寄せが行く」…ポーランドに脱出したウクライナの避難民の実態 今春訪問した霧島市の日本語教師が報告

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 ロシアによるウクライナ侵攻が5年目となった中、国外へ逃れた子どもたちの現状を伝える集いが鹿児島県霧島市のカフェであった。今春、隣国ポーランドを訪れた同市の日本語教師・大下郁子さん(46)が報告し「難民支援に関心を持ち続けてほしい」と呼びかけた。

 大下さんは4月1~5日、首都ワルシャワ郊外の教会施設であった避難者向けの合宿に参加。日本人ボランティアチーム27人の1人として、小中学生約80人と交流した。

 現地では習字、けん玉など文化体験のワークショップやミニ運動会を企画。参加者の表情は明るかったが、中には白いうちわを筆ペンで黒く塗りつぶし、黄色い筋を引いた子も。「ミサイル攻撃を思わせる絵で気になった」と振り返った。

 国連難民高等弁務官事務所によると、今年1月時点で国外に滞在する人は約590万人。ポーランドは上位の受け入れ先だが、侵攻の長期化に伴って支援疲れが広がりつつある。

 子どもたちを巡っては、異国で育つ中でアイデンティティーの揺らぎも表れているという。「戦闘が止まったとしても、難民の問題はすぐには終わらないと思う」と大下さん。同市の坪山睦子さん(73)は「戦争では子どもや女性にしわ寄せが行く。自分に何ができるか考えたい」と話した。

 報告会は18日あり、鹿児島市でも予定している。5月16日午前10時~正午、かごしま市民福祉プラザ。30人、資料代500円。10日までに「戦争を語り継ぐ集い」の山下さん=090(5023)9282。