歴史と未来を音にのせて――創部91年の鹿児島信用金庫吹奏楽部
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部活といえば学生のイメージが強いかもしれませんが実は、企業にもいろいろな部活があるんです。鹿児島信用金庫には県内の民間企業で唯一ここだけの部活があります。91年続く吹奏楽部です。地域に根差した活動を続ける吹奏楽部を取材しました。鹿児島信用金庫 吹奏楽部。民間企業で活動する県内唯一の吹奏楽部です。歴史は古く、昭和10年。スクリーン横で楽団が生演奏していた無声映画から発声映画への移行期までさかのぼります。発声映画の誕生と共に職を失った楽団員を職員として雇い親睦をはかるために吹奏楽部を創ったのが始まりだと言われています。
91年の時を経て、2026年も吹奏楽部に新入職員が入部しました。伊敷支店の川添響さん(24)。打楽器全般のパーカッションを担当しています。
小学生の頃、金管バンドに入り、その後も吹奏楽部で演奏してきました。仕事をしながら楽器を続けることが出来る鹿児島信用金庫への入庫を決め、平日は、窓口業務を担当。仕事が休みの週末に鹿児島市で行われる練習に参加しています。遠くは、加世田支店や国分支店の職員も。この日は、1週間後に控えたチャリティー演奏会の最終練習をしていました。
(鹿児島信用金庫吹奏楽部指揮・海邉浩司さん)
「仕事だと長くやっている上司のほうが仕事はできるかもしれないが、音楽だと年上年下関係なく年下が上手かもしれないので、上下関係なく仲良くしている」
部活の時間は職場での上下関係はありません。全員が一つの音楽を奏でる演奏者です。休憩中もパートごとに分かれあちらこちらで、音が響きます。”音楽が好き” ”演奏が好き”好きを共にする部活の仲間です。
(鹿児島信用金庫吹奏楽部パーカッション・川添響さん)
「楽器を演奏すること自体も好きだし、職場の先輩方なので、わからないこととか聞けるのも、職場の部活だからこそできることかなと思う」
吹奏楽部の活動は幅広く、県吹奏楽コンクールでは金賞を受賞。コンクール出場の他、地域のイベントでの演奏や学校を訪れ、演奏指導を行ったりしてます。
19日。鹿児島市でチャリティー演奏会が開かれました。川添さんが職員として参加するのは初めてです。衣装に身を包み少し緊張した様子も先輩との会話で笑顔がこぼれました。今回で45回目の開催となるチャリティー演奏会。演奏会の収益は全額、県の社会福祉協議会などに寄付しており、これまでの寄付金の総額は2800万円を超えました。力強く美しい音色は約1000人の聴衆を魅了しました。
(来場者)
「パーカッションをやっている。難しかったのにあんなに上手に弾いてすごいなと思った」
(来場者)
「90年という歴史もすごいなと思うが、部員の方たちがみんな楽しそうに演奏してる姿が、仕事と音楽を両立してすごいなと思った」
(来場者)
「やっぱり生で聴くのは体に響いて」
多くの人に響いた音楽は特別な時間をもたらしてくれました。
(鹿児島信用金庫吹奏楽部パーカッション・川添響さん)
「部活っていうのが、鹿児島信用金庫に入る一つの入り口になる部分もあると思うので、演奏会を通じてきてくださった方とか鹿児島信用金庫に興味を少しでも持ってくれたらうれしい」
(鹿児島信用金庫吹奏楽部指揮・海邉浩司さん)
「部活が出来て91年目、100年に向けて活動しているが、100年続かせるためには、うちで楽器を吹きたいって子どもたちを作らないとなかなか続かないと思いますので、技術面でも見た目でもかっこいいと思われる吹奏楽団にしていきたいと思う」
鹿児島信用金庫吹奏楽部。100年・150年と、歴史と未来を音にのせこれからも奏で続けます。
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