かごしま水族館、お盆の入館者1万人超減・ショップ売り上げ300万円減 熊本地震が鹿児島観光直撃
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熊本地震の影響が続く中で迎えた2026年のお盆休み。鹿児島県内の観光地では、例年とは異なる静かな風景が広がった。かごしま水族館では入館者数が1万人以上減少し、ショップの売り上げへの影響も約300万円に上るという。8月16日、最大9連休のお盆休み最終日を迎えた鹿児島空港の出発ロビーは、帰省客や旅行客、見送りの人々で混雑していた。大阪から帰省した子どもは「プールが楽しかった」、沖縄から帰省した人は「花火に行きました」と笑顔で話し、孫を見送った祖父母も「にぎやかでした」と目を細めた。
一方、県内の観光地では様子が異なった。盆の入りの13日、鹿児島市の磯海水浴場を訪れた海水浴客の姿はまばら。東京から帰省した人は「毎年来ていますが、少ない。例年はもっといたような気がします」と首をかしげた。海水浴場のそばにある両棒もち店も、例年は賑わうお盆の時期にもかかわらず、この日は閑散としていた。
室内で海の生き物が楽しめるかごしま水族館は、お盆の時期に県外からの来場者も最も多く集まる人気施設だ。しかし2026年は8月8日から16日までの9日間で、前年同時期と比べ1万人以上の入館者が減少した。
水族館の平野慎一郎さんは「一番お客様が多い時期。地震の復興もまだまだこれからだと思う。一段落してから九州内からもお客さんが来てもらえたら」と話す。入館者の減少はショップの売り上げにも直撃し、ぬいぐるみやお菓子などの売り上げが約300万円減少した。
平野さんは「9月にはシルバーウイークもあるので、落ち着いた中で水族館を楽しんでもらえたら」と9月の連休に向けた情報発信に力を入れる考えだ。
影響は水族館だけにとどまらない。平川動物公園では2025年比で約6300人が減少。指宿市の砂むし会館砂楽は台風13号による休館も重なり、利用者は2025年の半分ほどに落ち込んだ。唐船峡そうめん流しも約3000人ほど減少したという。
熊本地震の余波が、鹿児島の夏の観光シーズンに確かな影を落とした形だ。地域の観光施設にとって、9月の連休が回復への足がかりとなるか、注目が集まる。