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建築廃材が教材に変わった日 小学生が体験した「仕事と未来」をつなぐ夏休み授業【鹿児島】
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建築廃材が教材に変わった日 小学生が体験した「仕事と未来」をつなぐ夏休み授業【鹿児島】

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夏休みの子どもたちが、建築設計の仕事に触れる特別な授業に挑んだ。舞台は鹿児島市の桜丘東小学校。マンション建築の廃材を手に、頭の中のイメージをかたちにしていく。「滑り台の上に家があるみたいな感じ」「目玉がついてるおうち、住んでるのはユーチューバー」――子どもたちのユニークな発想が、教室を笑いと歓声で満たした。

この出前授業は、鹿児島市に本社を置き、全国で賃貸マンションを展開するユーミーコーポレーションの社員が講師を務めた。使用した素材は、マンション建築の際に出たフローリングなどの廃材だ。

児童たちは講師からアドバイスを受けながら、小さな家作りに取り組んだ。「あ!ここに何かはめたい!」「けっこう2階建てムズいよ」「ぼく、折り紙上手だからここにペタッと貼ればいい!壁になる!」。夢中になって手を動かす様子が印象的だった。

カーペットの切れ端を発見した児童が「これなに?」と問いかけると、「カーペット!」「あ、いいじゃん」とすぐに反応が返ってくる。廃材が次々とアイデアの素材へと変わっていく場面だ。

完成した作品は、どれも個性豊かなものばかりだ。冒頭で紹介した「星空をイメージした夜の家」のほか、「滑り台の上に家があるみたいな感じ」のユニークな構造を作り上げた児童は「いろいろ木とかを組み合わせて作るのが楽しかった」と振り返った。

「目玉がついてるおうち」を作った児童に「どんな人が住んでるの?」と尋ねると、少し考えてから「うーん……ユーチューバーとか」と答えた。その発想に周囲から笑いがこぼれ、「なんかすごい。なんかすごすぎる」という声も上がった。出来上がった自分だけの小さなおうちに、子どもたちは満足そうな表情を浮かべていた。

講師を務めたユーミーコーポレーション設計部ディレクターの堀之口寛和さんは、子どもたちの姿を見てこう語った。「自分が若い頃、設計を目指した頃を思い出しながら子どもたちを見ていた」。

そのうえで、今回の授業の意義をこう話した。「建築設計という仕事を選んでもらえる、知ってもらう機会になれば」。建築の楽しさを肌で感じながら、将来の職業として設計の世界に関心を持つ子どもが生まれるかもしれない。夏休みの一日が、未来の建築家という仕事との出会いの場になっていた。