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大島、4強ならず 鹿実に延長タイブレークで敗れる 全国高校野球選手権鹿児島大会
スポーツ 南海日日新聞 👁 2

大島、4強ならず 鹿実に延長タイブレークで敗れる 全国高校野球選手権鹿児島大会

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 第108回全国高校野球選手権鹿児島大会(朝日新聞社、県高校野球連盟主催)は19日、鹿児島市の平和リース球場で準々決勝2試合があった。奄美勢で唯一勝ち残っていた大島は、第2試合で鹿児島実業と対戦。延長戦の末4―5で惜しくも敗れた。準優勝した2022年以来の4強入りはならなかった。第1試合は神村学園が錦江湾を13―0で下した。20日は準々決勝の残り2試合が同球場であり、鹿児島城西―国分中央、川内―尚志館が対戦する。

◇善戦もわずかに及ばず  山田主将「打倒鹿実、後輩に託す」◇

 「島から夏の甲子園」の夢はまたしても、鹿児島実業の高い壁に阻まれた。2022年夏の決勝で敗れ、翌23年夏も初戦で対戦、逆転負けを喫するなど、幾度となく挑み続け、その都度はね返されてきた相手。今回もあと一歩のところまで迫ったが、わずかに及ばなかった。

 主将の山田大芽(3年)は「甲子園を目指す上で、越えなければいけない壁。絶対に勝つ」との思いで臨んだ。試合は序盤に2点を先制、先発の村田琥珀(3年)は「強力打線にどこまで通用するか不安だったが、先に点を取ってくれたのでリズムよく投げることができた」と話す通り、5回を1失点に抑える好投をみせた。2点リードの6回、先頭に四球を与えたところで、エースの元山匠和澄(たかと)(3年)にマウンドを譲った。

 元山は味方のエラーもありながら強力打線を相手に力投を続けた。逆転された直後の8回には、中学3年時に奄美大島であった「離島甲子園」を機にバッテリーを組んだ山田が、適時打で同点に追い付いた。元山は「仲間が追い付いてくれたので絶対に勝ちたかった」と8、9回を無失点に抑え、延長タイブレークに持ち込んだ。

 しかし、10回の鹿児島実業の攻撃。1死満塁から相手打者の打球が外野を抜けると、大島の選手たちはグラウンドにうずくまった。

 エースの元山は「最高の仲間と一緒に、最高の相手と試合ができた。負けは悔しいが最後の1球に悔いはない」と涙ながらに話した。主将の山田は「自分たちの野球が通用することは証明できた。打倒鹿実の夢は後輩たちに託したい」と目を潤ませながら前を向いた。