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鹿児島実業、インターハイ日本一へ「約束の進学」果たした奄美の絆 高校相撲
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鹿児島実業、インターハイ日本一へ「約束の進学」果たした奄美の絆 高校相撲

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鹿児島実業高校相撲部が、2年連続で全国高校総体(インターハイ)への切符を手にした。春の全国選抜で団体戦3位に輝いた実力を携え、さらに直前の九州大会でも優勝を果たした。主将の龍山克真選手は「一人一人の良さが全国で通用すると思う」と自信をのぞかせる。18年ぶり出場となった昨年のベスト16を超え、日本一を目指す。

重厚な音が場内に響き渡る稽古の日々。鹿児島実業高校相撲部は、80年以上の歴史を誇る伝統校の部活だ。

2026年の団体メンバーは、2025年のインターハイを経験した奄美出身の選手たちを中心に構成されている。1チーム5人で戦う団体戦において、それぞれが異なる個性と武器を持ち寄る構図が今年のチームの特徴だ。

チームの大黒柱は、大将を務める瀬戸内町出身の龍山克真主将だ。身体能力の高さと戦術の引き出しの多さを兼ね備えた選手として知られる。

龍山選手が相撲と出会ったのは小学2年生のとき。もともとは空手少年で、下半身強化のために相撲を始めたという経緯がある。しかし稽古を重ねるうちに相撲の面白さにのめり込み、努力が実を結んだのは古仁屋中学校3年生のとき。チームを40年ぶりの全国優勝に導く原動力となった。

「稽古で互いが教え合うということを意識している」と語る龍山主将の言葉からは、個人の強さだけでなくチームとしての成長を重んじる姿勢が伝わってくる。

鹿実のメンバーには、龍山主将と中学時代から苦楽をともにした仲間が複数いる。

副将の益山虎大選手も瀬戸内町出身で、古仁屋中学校の全国優勝メンバーの一人だ。2025年のインターハイでは個人戦で準優勝を果たしており、チームに欠かせない存在となっている。龍山主将は「一緒に3年間毎日練習してきた仲間」と表現し、互いへの信頼の深さを語った。

さらに、龍郷町出身の有川空雅選手も中学時代からの知り合いだという。龍山主将が「全国優勝目指すなら3人一緒に行こうぜ」と声をかけ、ともに鹿実への進学を決めたというエピソードは、このチームの結束の強さを象徴している。

2025年のインターハイで18年ぶりに出場を果たした鹿実は、ベスト16という結果を残した。そして迎える2026年、九州大会優勝という弾みをつけて、チームは日本一という高い目標を掲げている。

龍山主将は力強くこう語る。「一人一人が自信を持って、自分の相撲を取りきるということが勝利につながると思う」。

中学時代から高め合ってきた仲間と挑む最後の夏。相撲競技のインターハイは7月31日から和歌山県で開催される。鹿児島・奄美から集まった仲間たちの戦いぶりに注目したい。