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81歳で介護福祉士合格 鹿児島県伊仙町の伊藤レイ子さん「生涯現役」を体現、地域挙げ祝福
観光・グルメ 奄美新聞 👁 7

81歳で介護福祉士合格 鹿児島県伊仙町の伊藤レイ子さん「生涯現役」を体現、地域挙げ祝福

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 【徳之島】「老いても挑戦、生涯現役」――。伊仙町犬田布のヘルスネット徳洲会「グループホームみさき」に勤務する現役介護職員、伊藤レイ子さん(81)=同町八重竿=が、今年1月に実施された介護福祉士国家試験に初挑戦し、一発合格を果たした。27日には同施設で祝賀会が開かれ、利用者や職員、地域住民ら約80人が快挙を祝福した。

 伊藤さんは1945年4月同町生まれ。大阪で病院の看護助手などを務めた後、伊仙町社会福祉協議会の訪問介護や現在のグループホームみさきで勤務し、介護職歴は通算40年余に及ぶ。みさきでは職員22人の最年長としてフルタイムで勤務、利用者に寄り添う存在として親しまれている。

 祝賀会は同施設内の食堂で行われ、認知症カフェなど一般向け交流会も兼ねて開催。伊藤さんは今回同時にケアマネジャー資格を取得した娘や孫たちの紙吹雪と拍手に迎えられ、笑顔で入場した。親子3代そろっての祝福の場ともなった。

 里村貴子管理者は開会あいさつで「81歳という年齢を感じさせない素晴らしい姿勢。仕事と生活のメリハリを大切にされ、私たちも多くを学んでいる」と伊藤さんを称賛。雇用体系については「理事長の理解のもと、年齢を問わず長く働ける職場づくりを推進。60代から81歳までが共に活躍し、良い刺激を与え合っている」とも紹介した。

 八十路の初挑戦による国家資格取得の快挙をたたえ、㈱ヘルスネット徳洲会(徳田秀子代表取締役)は表彰状と金一封を贈呈。長川哲也取締役は「80代で国家資格に初挑戦し合格されたことは大きな励み。これまでの尽力に感謝するとともに今後のさらなる活躍を期待したい」と祝福。ほか来賓からは「徳之島の介護業界は60~70代のスタッフが中心。人生100年時代を迎える中、80代が介護現場で活躍することは現実的な課題であり、伊藤さんの挑戦はその先駆け」との声も上がった。

 同僚職員からも「伊藤さんがいると安心できる」「学ぶことが多い」と厚い信頼が寄せられ、「利用者からは『伊藤さんの作るご飯を毎日食べたい』と言われるほど信頼されている」と人柄を紹介。国内に94歳の現役介護士もいることに触れ、「あと10年は学べるチャンスがある」と今後への期待も述べた。

 伊藤さんは「昨年掲げたスローガンは『老いても思いは一つ、生涯挑戦!』。その挑戦が介護福祉士試験だった」と振り返り、「今後の目標は『レイ子がんばれの生涯現役!』。年齢とともに体力や能力の変化もあるが、できないことは素直に仲間にお願いしながら、利用者に寄り添って働き続けたい」と笑顔を輝かせた。

 会場では、職員や地域住民による踊りや演奏も披露され、終始和やかな雰囲気に包まれた。