デイサービス和月龍郷 にぎやかに音楽祭 101歳チヂンたたき六調も 利用者・職員出演、発表の場 鹿児島県
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㈱和月(白浜和晃代表)運営の鹿児島県龍郷町にある通所施設「デイサービス和月」(津田和也所長)で25日、音楽祭があった。利用者・職員が出演し楽器演奏や歌の発表の場となったが、利用者では最高年齢・101歳の女性がにぎやかに締めくくる六調(ろくちょう)で力強くチヂン(くさび締めの太鼓)をたたき、達者な手踊りを披露し拍手に包まれた。音楽を通じて心身機能の維持・改善を図ろうと開催。デイサービス管理者の中山亮さん(44)によると、50年間も音響関係の業務に携わった経験がある利用者で、来月には90歳になるが、とても若々しい皆川時男さん(89)が職員に「音楽のイベントをやりませんか」と声を掛けたのがきっかけ。皆川さんはこの日、ミキサー(音響機器)を持参し音量調整など裏方で支えた。
自身も音楽好きの中山さん。歌だけでなくギターや三味線の演奏もこなす。デイサービス利用者の一日あたり定員は20人で、町内を主に現在50人が登録している。半日だけでなく一日の利用者もおり、リハビリを中心にしながらカラオケなど趣味の時間も設けているが、中山さんは「趣味としている楽器演奏や歌の発表の場を設けることで、利用者の皆さんの気持ちが高まり、やりがいや生きがいにつながるのではないか。これからも継続していきたい」と語った。
音楽祭は、利用者がペアを組んでのウクレレ演奏・ハワイアンソングでスタート。利用者のカラオケに続き、職員の発表では中山さんがギターを弾いての昭和歌謡、シマ唄を愛好し奄美に移住、職員として和月で働いている石井晋太郎さん(40)が三味線を弾きながら「朝花節」「やちゃ坊」「渡しゃ」3曲のシマ唄を披露。石井さんは施設内に響き渡るような見事な唄声を聴かせ、シマ唄の舞台など説明も加えた。
最後を締めくくった利用者が大勝集落から通う101歳の泉キヨ子さん。足腰がしっかりしており、杖を使うことなく自力で歩行。「親が三味線を弾き、チヂンもたたいていた。その演奏を聴いて自然に覚えた」というキヨ子さん。「六調は誰よりも上手」(中山さん)で、自らチヂンをたたいた後は、中山さんと石井さんのテンポのいい演奏に合わせてリズム感の良さを示す手踊りを披露した。キヨ子さんは長生きの秘訣(ひけつ)について「好き嫌いなく何でも食べること」と語り、笑顔を見せていた。