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奄美の風土や日常伝える 群島内の作家集い「しまのAGU展」 田中一村記念美術館
総合 南海日日新聞 👁 3

奄美の風土や日常伝える 群島内の作家集い「しまのAGU展」 田中一村記念美術館

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 鹿児島県奄美市笠利町の田中一村記念美術館企画展示室で25日、「しまのAGU展」(同実行委員会主催)が始まった。5月3日まで。AGU(あぐ)は沖永良部島の方言で「仲間」を意味し、奄美群島の作家らが集い、島の風土や日常を多様な表現で伝えている。

 出展者は、奄美市名瀬の森美佐子さんと福永加代子さん、龍郷町のすずきあけみさん、知名町の神川こづえさんと園こうじろうさんの5人。写真や絵画など56点が並び、それぞれの視点で切り取った島の自然や暮らし、身近な風景が会場を彩っている。

 初日はギャラリートークも行われ、約50人が来場。作家らが作品ごとに制作の背景や込めた思いを語り、来場者は熱心に耳を傾けた。

 森さんは写真で奄美の植物や伝統行事を幻想的に表現。福永さんは日常の一瞬や島の空気感を切り取った写真作品を出展した。

 すずきさんはアクリル画で奄美の海や森に息づく精霊などを描き、神川さんは油絵で沖永良部島や沖縄で見た忘れ難い風景や平和への思いを色彩豊かに表現した。

 企画した園さんは、島で撮影した写真を加工し、自身の世界観を作品として提示。「生で作品を見ることで、目で見て耳で聞いて肌で感じてほしい」と話し、展示を通じた"仲間"の広がりに期待を込めた。