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住民2千人が装備、訓練見学 陸自奄美駐屯地 開設7年迎え記念行事
事件・事故 南海日日新聞

住民2千人が装備、訓練見学 陸自奄美駐屯地 開設7年迎え記念行事

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 今年で開設7年を迎えた鹿児島県奄美大島の陸上自衛隊奄美駐屯地(奄美市名瀬)と瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)の記念行事「~シマとともに~」が26日、同駐屯地であった。地域住民ら約2100人が来場して自衛隊の装備や訓練を見学。奄美の島々を守る任務と活動への理解を深めた。

 奄美駐屯地には主力となる奄美警備隊、高射中隊、電子戦部隊など約420人が、瀬戸内分屯地には普通科中隊、第一地対艦ミサイル中隊など約210人が所属する。開設記念行事は2023年に始まり4年連続の開催。北熊本駐屯地(熊本市)の第8音楽隊も加わり、隊員約400人が参加した。

 式典は高官が部隊を視察する観閲式でスタート。観閲官を務めた奄美警備隊長兼奄美駐屯地司令の堀内高志1等陸佐は「奄美駐屯地、瀬戸内分屯地に課された使命は奄美群島を守ること。引き続き訓練にまい進し、各種災害などあらゆる事態に対応できるよう努める」と式辞を述べた。

 観閲式には隊員約190人が参加。三反園訓衆院議員、安田壮平奄美市長ら来賓が見守る中、ミサイル発射装置など各車両が走行する観閲行進、離島防衛を想定した近接戦闘の訓練などを公開した。あいにくの雨だったが、多数の見物客が訪れ、隊員たちの日々の訓練の成果を目に収めた。

 式典後は車両などの装備品展示があったほか、東郷晶子さん、村山辰浩さん、山下聖子さんら奄美のミュージシャンが出演する音楽イベント「和楽清風」も開催。同駐屯地所属の松崎博文さんも島唄で花を添えた。飲食や射的などの出店もあり、会場は多数の親子連れでにぎわった。自衛隊車両で駐屯地内を巡る試乗体験は子どもたちが長蛇の列をつくった。

 友人や家族など10人で会場を訪れた児童は「試乗体験が楽しみだったけど戦闘訓練の迫力がすごかった」と話していた。

 21日に大分県の日出生台演習場で訓練中に砲弾が破裂し、隊員3人が死亡、1人が重傷を負った事故を受けて記念行事は内容を一部変更。弔旗を掲げて亡くなった隊員の冥福を祈った。