事業創出のヒント探る 奄美×沖縄 民間業者が初交流イベント 奄美大島
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新たな事業創出を目的とした奄美と沖縄の事業者交流イベント「奄美×沖縄 INNOVATION PITCH 2026」(鹿児島県主催)が5、6の両日、同県の奄美大島であった。奄美、沖縄両地域の事業者ら約40人が参加。6日は現地視察や新規事業に取り組む事業者のプレゼンテーション、ワークショップがあり、参加者同士の共創による事業創出のヒントを探った。2023年度末に改正された奄美群島振興開発特別措置法の基本理念に「沖縄との連携」が追加され、国が策定した基本方針には各分野で沖縄との連携を推進していくことが明記されている。イベントは民間レベルでも両地域の連携・交流を図り、新たな産業の創出支援につなげようと、初めて企画した。
5日は歓迎交流会が開かれ、6日午前は龍郷町のリーフエッヂと町田酒造を視察。午後は奄美市名瀬のAiAiひろばで事業紹介と共創ワークショップがあり、奄美側からはじめ商事の元允謙(ただあき)代表取締役、紬レザーかすりの川畑裕徳代表が、沖縄側からはゆいまーる沖縄の鈴木修司代表取締役、南西テレワークセンターの南郷辰洋代表取締役が発表した。
はじめ商事の元代表取締役は本場奄美大島紬を二次加工した小物や泥染め商品など、本場奄美大島紬を主軸とした自社の商品について解説し「伝統に培われた技術は大島紬を作るだけにとどまらない」と強調。書店やワイナリーなど、異業種と連携して不用品を材料とした商品開発にも触れ、「伝統工芸は何でも掛け算できる。共に新しい価値を創造しよう」と呼び掛けた。
紬レザーかすりの川畑代表は大島紬を「着るもの」から「使うもの」と捉えたコンセプトの下、大島紬と本革を素材に日用品を製作する取り組みを紹介。昨年から奄美の動物をモチーフにしたキーホルダーを製造し、ガチャガチャ(カプセルトイ)の景品として販売しており、「奄美には自然、文化、風習など商品になる魅力がまだまだある。地域資源の商品化などを実現したい」と力を込めた。
南西テレワークセンターの南郷代表取締役は、徳之島で栽培したサツマイモを沖縄へ出荷するなど、奄美と沖縄の農産業連携や今後の事業展開を説明。ゆいまーる沖縄の鈴木代表取締役は、沖縄の自然や文化をテーマにした自社ブランド「シマノネ」と他企業とのコラボ企画などについて解説した。
ワークショップでは「チャレンジ」をテーマに、複数の事業者が連携した新たな事業の創出について意見交換。各班からはインバウンド(訪日外国人)向けの文化交流体験や加計呂麻島を巡るツアー、琉球弧文化サミットの開催などの提案があった。



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