カゴミル 鹿児島の今のニュースを、まとめて。 ← 一覧
奄美・沖縄事業間 視察やプレゼン、ワークショップ 交流で新事業創出へ 「事業の種まき」目指す 鹿児島県
観光・グルメ 奄美新聞 👁 5

奄美・沖縄事業間 視察やプレゼン、ワークショップ 交流で新事業創出へ 「事業の種まき」目指す 鹿児島県

📰 全文
 奄美と沖縄の交流で鹿児島県は、世界自然遺産登録地域として自然や観光関係だけでなく今年度から経済交流に向けた取り組みを進めている。両地域の事業者間による新たな事業創出を目指し6日、奄美大島で「奄美×沖縄INNOVATION(イノベーション)PITCH(ピッチ)2026」が開催された。地域で活躍するプレイヤーを訪ねての視察、参加者プレゼンテーション、共創ワークショップや交流会を通して事業者間のつながりを深めた。

 鹿児島県主催で、両地域の経済産業交流・地域活性化へフォーラムなどを開催している一般財団法人 南西地域産業活性化センター、奄美大島商工会議所が共催。金融機関や行政機関などを含め約70人の参加があったが、このうち事業者は奄美群島17社、沖縄からは15社が参加した。県新産業創出室によると、同センターが奄美の事業者と新たな価値創出や事業展開に関心のある事業者を募集したところ、多様な業種から応募があった。

 午前中、地域プレイヤーとして参加者が訪問したのはいずれも龍郷町にある㈱リーフエッヂと町田酒造㈱。このうちリーフエッヂでは、田中基次代表が運営する就労継続支援B型事業所「あまみん」の農福連携の取り組みを説明。心身に障がいがある人の就労支援を通し、果物などを使ったジェラートや自家栽培のハーブティーなどを製造・販売。さらにジェラートなどの加工時に残る果皮や繊維を活用し精油(アロマオイルや石けんなど商品開発)にも着手、「無駄のない循環型の仕組みを目指したい」(田中代表)。

 商品化したジェラートは17種類あり、素材は11地域から取り寄せている。世界自然遺産地域に関連した沖縄のやんばる地域(沖縄島北部)からはシークワーサー、西表島からピーチパインで、沖縄での販路開拓も模索中だ。ジェラート製造について田中さんは「県の補助金を活用し機械の増設により省力化、生産性の向上が実現でき、製造・販売量増で収益を上げ利用者の賃金に反映していく。いい仕事でいい結果が出ればメンタルの安定につながる。製造は午前中のみにし、ゆとりを持たせている」と説明。参加者からは離島からの冷凍品の配送の仕方、販売方法などの質問が寄せられた。

 喜界島特産の白ゴマを含む各地域の様々な素材を使ったジェラートを参加者は実際に試食。「とてもおいしい」「とまらない」といった声が上がり、商品としての質の高さに驚いていた。

 鹿児島県では両地域の多様な事業者間の交流を通し、群島における新事業創出などを促進。それぞれが主要な事業として取り組んでいるもの以外で新たな価値やビジネス創出へ「事業の種まき」を目指す。視察後の全体集会のINNOVATION PITCHでは新産業創出や専門家による伴走など県の支援が説明されたほか、イノベーションに向けて「両地域の事業者がお互いの事業を知り、可能性を探り自分事と捉えることができれば。小さな気付き、対話によるつながりを新しい価値へ発展させてほしい」との呼びかけがあった。

関連記事

コメント 0件

0 / 500

投稿はすぐに公開され、その後AIが内容を確認します。個人情報は書き込まないでください。 編集・削除は投稿したこのブラウザからのみできます(ブラウザのデータ削除・別の端末・シークレットモードでは編集・削除できなくなります)。 コメント利用規約・ガイドライン

まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか?

    新着ニュース

    ニュースをもっと見る →