鹿児島県 「しまのAGU展」始まる 力作56点、島の世界観多彩に 奄美の県美協会員5人
📰 全文
奄美群島を拠点に活動する県美術協会会員5人によるグループ展「しまのAGU(あぐ)展」(同実行委員会主催)が25日、奄美市笠利町の県奄美パーク・田中一村記念美術館企画展示室で始まった。写真や絵画、彫刻など、県美展入選作を含む力作計56点が展示。5人が多彩な世界観で、島の自然や日常の奥深さを伝えている。5月3日まで。メンバーは、写真デザイン家の園こうじろうさん(知名町)、写真家の森美佐子さん(奄美市)、同・福永加代子さん(同)、画家のすずきあけみさん(龍郷町)、同・神川こづえさん(知名町)の5人。「あぐ」は仲間を表す沖永良部の方言で、園さんの声掛けで島の会員有志5人が集まった。
園さんは、島で写した景色や静物の画像を加工し、独自の視点で表現した。森さんは、花や木々、島の行事を心の赴くままに写して切り取った。福永さんは、一瞬の表情や光にこだわり撮影。島の風景を力強く映した。
すずきさんは、島の守り神とされるガジュマルの木や龍をモチーフに「I・LOVE・AMAMI」のシリーズを油絵で展開した。絵本画家でもある神川さんは、島の行事や昔ながらの風景をち密な油絵で展開。独特のタッチで描いた。
会場では、開館から多くの来場者が訪れ、島を愛する5人の作品の競演を楽しんだ。初日は、作家5人によるギャラリートークもあり、その意図やモチーフが丁寧に解説された。
園さんは「島の作家にとって一村美術館は聖地。島外の人に奄美を発信する絶好の場所だった」と強調。「会員を通じた仲間たち。それぞれの個性の違いを楽しんでほしい」と呼び掛けている。
観覧時間は午前9時~午後6時。入場無料となっている。