天城町公共ライドシェア「ユイのり号」実証運行スタート 日中・夜間の交通空白解消へ 利用者の声踏まえ2年目の改善 鹿児島県
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【鹿児島県・徳之島】天城町公共ライドシェア「ユイのり号」の第2回実証運行出発式(町主催)が2日夕、同町防災センターであった。人口減少や高齢化、ドライバー不足などを背景に、地域の移動手段確保が課題となる中、昨年の実証運行の検証結果や利用者の声を踏まえ、運行内容を改善して再スタートを切った。運行期間は2027年1月31日までの3か月間。徳之島3町も昨年第1回の公共ライドシェア実証運行を実施。それぞれ一定の需要が確認された一方、運行体制や継続性などの課題も浮き彫りに。町内にタクシー事業者がない天城町では、利用者の意見を反映してサービス内容を改善。「安心・安全」を第一に、運行管理や予約受け付け、ドライバー業務などは引き続き徳之島総合陸運㈱と天城町商工会に委託した。
出発式には関係者約50人が出席。森田弘光町長はあいさつで「本町には徳之島空港や平土野港などの1次交通があるが、日中に公共交通機関を利用できない時間帯があるほか、町内にタクシー事業者がなく、移動の不便さが課題。今回の実証運行の利用状況や皆さんの意見を基に、本町に必要な交通サービスのあり方を検討したい」と述べ、本稼働への期待を示した。
公募していた愛称は、岡前小学校4年の藤壱帆(いっぽ)さんが考案した「ユイのり号」に決定。森田町長が記念品(町商工会商品券)目録を手渡して祝福。藤さんは「『あいのりバス』と聞いて、乗る人が思いやりや譲り合いの気持ちを持って乗ってもらえるよう、『ユイ(結い)』の言葉を込めました」と笑顔で話した。
公共ライドシェアは、講習を受けた一般ドライバーらが自家用車などを活用して送迎する乗り合い型の移動サービス。通院や買い物などで車を運転できない人のほか、飲酒を伴う会合で運転手の確保が必要な人、観光客などの利用を想定。なお、実証運行期間中は町内の「ユイ結いバス」(デマンドバス)は運休となる。
運行時間は日中が午前8時~午後6時、夜間が午後6時~同11時。日中の町内運行は希望する場所で乗降できるほか、町外運行は徳之島町と伊仙町の医療機関など計9か所を対象とする。また、午前7時~8時には小中学生を対象とした通学サービスも実施。夜間は天城町内の移動に対応する。
運賃は3㌔までの基本料金で、町内移動の場合、大人(中学生以上)300円、小学生以下150円、乳児無料。3㌔を超えると1㌔ごとに大人100円、小学生以下50円を加算する。町外移動は大人500円、小学生以下250円、乳児無料で、追加料金は1㌔ごとに大人130円、小学生以下70円。
予約は日中が徳之島総合陸運(電話0997・82・1211)。夜間は天城町商工会(電話090・7324・6292)。LINEや専用アプリからの予約にも対応する。

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