鹿児島県奄美市名瀬の名瀬徳洲会病院が一味違った「病院祭」医療職体験充実 エコー・内視鏡など
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奄美市名瀬の名瀬徳洲会病院が主催する「第26回病院祭」が1日、同病院であった。ステージショーやバザーを中心に行われてきた内容を一新、医師・歯科医師・薬剤師・臨床工学技士など専門職ごとの体験ブースを充実させ、「病院ってどんなことをしてるんだろう?」という子どもたちの疑問に答えた。イベントは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で「今年の病院祭は一味違う」とアピールした通り、医療現場ならではの企画が満載。各ブースは、順番待ちの行列ができた。
体験は、▽内視鏡でポリープを探す▽血管エコー(超音波エコー)で細い血管を探す▽腹腔鏡鉗子(かんし)を操作しモノを動かす▽血液透析装置で牛乳をろ過する――など、全て手術や治療で使われる医療器具を用い行われた。
内視鏡検査の場面では、臨床工学技士が子どもたちをサポート。アングルノブと呼ばれる操作部を巧みに動かし、曲がった箇所もスコープをスムーズに移動させていた。
朝日小6年の満島愛梨さん(12)は「腹腔鏡の鉗子で物を移動させる操作が難しかった。大変な仕事だと感じた」と話した。
透析実験を体験した同小5年の窪田琉那さん(11)は「治療は週3回通う必要があって、そのたびに注射されると聞きちょっと怖かった」と話した。
歯科口腔外科では、歯科医師や衛生士による本格的な口腔内検査が行われた。大瀬裕子歯科医師(38)は、「奄美大島の子どもは全般的に虫歯が多い。歯磨きも不十分。親がしっかり仕上げ磨きをしてほしい」と訴えた。
血糖測定した60歳代後半の女性2人は「正常値だったが、家族に(糖尿病)予備軍がいるので気にしている。甘いものはやめられないので運動に努める」と体操コーナーへ足を運んでいた。
ステージでは、吹奏楽やフラ、医療講演などが多彩に行われた。車いすで観覧した80歳代の入院患者は「入院生活はあきるので、にぎやかなイベントはうれしい」と笑顔だった。
今回の病院祭では、スタンプラリーを初めて導入。各ブースがにぎわう結果に実行委員長の畑田崇薬剤師(50)は「興味が薄い分野へも足を運んでもらっているようだ。楽しんでもらえよかった」と企画の成功を喜んでいた。
同病院の松浦甲彰総長は「各部署が仕事内容の紹介や体験コーナーなど、工夫をこらしていた。病院の事を身近に感じてもらえたと思う」と満足そうな表情だった。

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