海外専門家らが蔵元視察 黒糖焼酎の特徴学ぶ もろみの攪拌作業体験 奄美大島
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海外で活動するバーテンダーやソムリエ、酒類関係事業者らを対象とした「鹿児島焼酎アカデミー」は30日、鹿児島県奄美大島の龍郷町で奄美黒糖焼酎の蔵元視察などがあった。参加者は奄美群島のみで製造が許可されている黒糖焼酎の工程などを視察。もろみの攪拌(かくはん)作業を体験するなどして、歴史や特徴などへ理解を深めた。アカデミーはユネスコの無形文化遺産に登録された「伝統的酒作り」を広めるとともに焼酎の販売促進につなげる目的で、鹿児島県と県酒造組合が開催している。2025年に続き今回が2回目。今回は中国や米国、シンガポール、フランス、スペインなど11カ国から15人が参加。27~29日は県本土で焼酎の基礎知識や歴史に関する座学を受けたほか、芋焼酎の蔵元見学を行った。
30日は龍郷町の奄美大島酒造と山田酒造を視察した。奄美大島酒造では、米と麹(こうじ)で仕込んだもろみに黒糖を加えてアルコール発酵させる様子などを見学。タンク内のもろみをかき混ぜる作業も体験した。参加者からは麹と酵母の種類や、醸造段階でのアルコール度数、貯蔵の手法による違いなど、専門的な質問が相次いだ。
九州大学大学院医学系の講師でクールジャパン・アンバサダーでもある米国人のスティーブン・ライマンさん(56)は「黒糖のヘルシーなイメージや、離島で造っているという背景はアメリカで好印象。歴史や文化と共に売り出すとチャンスがある」と話した。
一行は31日に奄美市名瀬の富田酒造を視察後、鹿児島市で同日始まる「焼酎ストリート」にも参加する予定。
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