桜島の観測坑道で1年間熟成した焼酎を搬出 「味がまろやか」
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桜島の噴火や地殻変動を観測する砂防設備「有村観測坑道」(鹿児島市)で1年間貯蔵された焼酎が10月23日、外へ搬出された。坑道内は気温や湿度が安定しており、味がまろやかになるなどの効果があるとされる。搬出された焼酎は、桜島のイメージアップや砂防事業の普及イベントなどで提供される予定という。この取り組みは、坑道内での貯蔵効果を調べる実証実験として、鹿児島県酒造組合、鹿児島大、国、鹿児島県が連携して2024年度から始めた。坑道内は温度19度、湿度80%程度に保たれており、火山活動に伴う震動による熟成効果も期待されるという。
昨年11月から貯蔵された県内13酒造会社の一升瓶計312本のうち、この日搬出されたのは192本。これまで貯蔵期間は「おおむね1年間」としていたが、長期の貯蔵効果を確認するため、残り120本については、もう1年間貯蔵するという。
搬出作業では、酒造会社の関係者が焼酎の瓶に坑道で貯蔵されたことを示すシールを貼り付けた後、台車でケースに入った一升瓶を運び出した。搬出後は、来年に向けて貯蔵する一升瓶がすぐに運び込まれた。
県酒造組合の田中完・専務理事は「桜島の(火山活動による)『揺れ』の中で貯蔵されることが、味のまろやかさにつながるのではないかと考えている」とし、桜島で貯蔵したというストーリーが、付加価値として伝わるよう望んでいるとした。
鹿児島大農学部付属焼酎・発酵学教育研究センターの高峯和則教授は「坑道貯蔵と(温度や湿度が)同じ環境で貯蔵したものと比較したところ、『まろやかさを感じる』というものがいくつか見受けられた。長期貯蔵することによって、さらにまろやかさが進むことを期待している」と話した。(井潟克弘)
桜島の噴火や地殻変動を観測する砂防設備「有村観測坑道」(鹿児島市)で1年間貯蔵された焼酎が10月23日、外へ搬出された。坑道内は気温や湿度が安定しており、味がまろやかになるなどの効果があるとされる。搬出された焼酎は、桜島のイメージアップや砂防事業の普及イベントなどで提供される予定という。
この取り組みは、坑道内での貯蔵効果を調べる実証実験として、鹿児島県酒造組合、鹿児島大、国、鹿児島県が連携して2024年度から始めた。坑道内は温度19度、湿度80%程度に保たれており、火山活動に伴う震動による熟成効果も期待されるという。
昨年11月から貯蔵された県内13酒造会社の一升瓶計312本のうち、この日搬出されたのは192本。これまで貯蔵期間は「おおむね1年間」としていたが、長期の貯蔵効果を確認するため、残り120本については、もう1年間貯蔵するという。
搬出作業では、酒造会社の関係者が焼酎の瓶に坑道で貯蔵されたことを示すシールを貼り付けた後、台車でケースに入った一升瓶を運び出した。搬出後は、来年に向けて貯蔵する一升瓶がすぐに運び込まれた。
県酒造組合の田中完・専務理事は「桜島の(火山活動による)『揺れ』の中で貯蔵されることが、味のまろやかさにつながるのではないかと考えている」とし、桜島で貯蔵したというストーリーが、付加価値として伝わるよう望んでいるとした。
鹿児島大農学部付属焼酎・発酵学教育研究センターの高峯和則教授は「坑道貯蔵と(温度や湿度が)同じ環境で貯蔵したものと比較したところ、『まろやかさを感じる』というものがいくつか見受けられた。長期貯蔵することによって、さらにまろやかさが進むことを期待している」と話した。(井潟克弘)

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