名瀬港の脱炭素化推進 官民連携で温室効果ガス削減へ 鹿児島県が推進計画公表
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鹿児島県は重要港湾である名瀬港港湾の脱炭素化推進計画を作成し、25日までに公表した。2050年度までに温室効果ガスの排出実質ゼロ(カーボンニュートラル)の実現に向け、官民連携で取り組みを進める。名瀬港は奄美大島の北西部にあり、県本土と沖縄県のほぼ中間に位置する物流、観光の拠点。後背地に奄美市街地を控え、島民の暮らしや産業を支えている。
名瀬港の特徴として島外から入る貨物量が、島外へ出る貨物量の約2倍。海上貨物の大半がフェリー貨物や自動車となっている。
計画は、荷主や荷役会社などの港湾利用者と、国、県、奄美市などの行政機関で構成する「名瀬港港湾脱炭素化推進協議会」で25年6月から26年8月にかけて意見交換を重ね、まとめたもの。
取り組み分野ごとに重要達成度指標(KPI)を定め、短期(30年度)、中期(40年度)、長期(50年度)の数値目標も設定。長期目標では「カーボンニュートラル達成」と「低・脱炭素型荷役機械導入率100%」を掲げている。
短期的な促進事業として、民間事業者による荷役機械のエコドライブや電動化、港湾管理者による緑地整備、官民による施設・事務所の照明のLED化などを盛り込んだ。中期には低炭素燃料への転換や再生可能エネルギー電力の調達などを目指す。
さらに将来構想として▽停泊中船舶への陸上電力供給▽船舶での脱炭素燃料の使用▽二酸化炭素の吸収源となる藻場・干潟の造成―なども視野に、段階的に持続可能な港湾環境の構築を図る方針。
県土木部港湾空港課は「今後は、計画に基づく脱炭素化の取り組みを官民で連携して進めていく」としている。



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