アグリキッズ探検隊始動 児童らが青果市場を見学 奄美市
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子どもたちの農業体験活動を通じて島の食と農を「知る・触れる・伝える」ことを目的とした鹿児島県奄美市の「アグリキッズ探検隊」の入隊式と第1回の体験活動が24日、奄美市名瀬の名瀬中央青果市場であった。小学3~6年生の児童14人が入隊し、全5回のプログラムを通して食育教育に取り組む。初回は青果市場の競りを見学し、身近な野菜や果物がどのようにして食卓に上るのかについて理解を深めた。奄美市は2025年度に「食と農の総合戦略」を策定。「食と農が日常の豊かさを支える」「食と農を軸に島の生業が持続的に循環する」「食と農を通じてひと・地域がつながり続ける」の三つを柱に、「しあわせの島」実現を目指している。アグリキッズ探検隊は同戦略に基づいて初めて実施。初回は市内の児童11人が参加した。
午前8時半、鐘の音を合図に競りが始まると、島内の青果店や小売店の事業者らが次々と品物を競り落としていった。指のサインで金額を伝える様子や競り人の早口の掛け声に隊員の児童たちは戸惑いながらも、注意深く観察していた。
この日は台風30号接近の影響で品数は少なかったものの、市場には葉ニンニクやハンダマ、ドラゴンフルーツ、パパイアなどの地場産農産物がずらり。児童らは知っている野菜を探したり、見慣れない食材に驚いたりしながら見学を楽しんでいた。
競りの終了後は、奄美中央青果の中村博光代表取締役らが講師となり、市場の仕組みや片手で数字を示す指のサインの方法を解説。4班に分かれて模擬競りの体験も行った。
芦花部小5年生の児童(11)は「授業では習ったけど、市場を見るのは初めて。早口も指のサインもすごいと思った」と話していた。
隊員たちは今後、養豚場の見学や地場産食材を使ったクラフトコーラ作りなどの体験活動に取り組むほか、自主的に農園や農産物直売所、鮮魚店などを訪問して学びを深める予定。学んだ内容は来年3月の「食と農のめぐみ博」で発表する。

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