高齢者福祉など進捗検証 地域密着型通所、実績下回る 奄美市計画評価委員会 鹿児島県
両計画は、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らせるよう介護サービスの必要量の見込みや保健福祉施策を総合的に定めた3か年計画。老人福祉法と介護保険法に基づく。
事務局(市高齢者福祉課)が六つの施策の柱(支え合いの地域づくり・認知症施策・健康寿命の延伸・サービス基盤の整備・介護人材不足への対応・介護保険事業の基盤整備)ごとに各事業の評価と課題を報告した。
認知症施策については、見守りボランティアの登録者が目標(40人)に対し24人と未達成、実態調査で、「認知症の相談窓口を知らない」とする回答が49・5%あったとする報告があった。
介護保険給付サービスの実績も示された。第9期の給付実績は139億7500万円(予算140億9235万2千円)。このうち地域密着型通所介護事業所への給付額が、予算約9億円に対し実績約7億6千万円(前期約8億6千万円)だったことが問題視された。
福祉施設を運営する委員から「地域密着型では、利用者数が激減している。そうした中で、市は新たな事業所を認定した。サービスの過剰供給となり、運営が成り立たなくなる」と見解を求めた。
市は「懸念があることは理解している。諮問機関(地域密着型サービス運営委員会)で協議したい」と答えた。
同市の高齢者人口(高齢化率)は、25年1万3890人(35・7%)、35年1万3464人(39・7%)、45年1万2952人(44・3%)と推移する見込み。
生産年齢人口(15~64歳)も25年約2万人、35年約1万7千人、45年約1万3千人と減少する見込みで、介護人材の確保や独居高齢者の見守りなど、課題が深刻化している。


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