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鹿児島県 開花し見頃迎える 名瀬・根瀬部 タイワンヤマツツジ自生地
総合 奄美新聞

鹿児島県 開花し見頃迎える 名瀬・根瀬部 タイワンヤマツツジ自生地

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 奄美市名瀬の根瀬部地区には「ツツジ山」と呼ばれるタイワンヤマツツジの自生地がある。集落では「サンガツサンチ(旧暦の3月3月)の頃が満開になる」と言われており、今年のサンガツサンチは新暦では今月19日。まさに今が見頃となっている。

 自生地は大和村間を結ぶ宮古崎トンネルの根瀬部側入り口から右折する旧道に面する。眼下に東シナ海が広がる小高い丘にあり、宮古崎も見渡せる絶景地。タイワンヤマツツジは丘の頂上部分から斜面にかけて自生。奄美市の文化財(天然記念物)に指定されている。

 集落区長の武原末明さん(69)によると、集落の青壮年団が主体となり毎年3月に草刈りを実施。育成促進が目的で、今年も3月15日に行い、武原さんは「この頃はまだつぼみ状態だった」と話す。「昔からサンガツサンチの頃に赤い花は満開になる。集落のサンガツサンチ行事は、満開のツツジを見ながら重箱の弁当を広げて食事を楽しみ、その後に海岸に移動しハマオレ(浜下れ)をした」と振り返る。

 今年の開花状態は昨年よりも良好。だが、武原さんは「昔は満開の木がもっと多かった。まだ少ない。(蛾被害もあり)2年前には駆除剤をまくこともあったが、今後は肥料の投入も検討したい。自生するツツジを守っていきたい」と話す。

 市教委が自生地の入り口に設置している看板によると、タイワンヤマツツジは、奄美大島以南のいくつかの島々に分布し、平地から山地の日当たりがよい斜面地などに生育するツツジ科の低木。奄美大島に数多く自生するケラマツツジよりも葉と花が一回り小さいのが特徴。一斉に赤い花を咲かせるが、街路樹などとして植栽されている園芸種に比べ花の色は淡い。自生地一帯は奄美群島国立公園第3種特別地域に含まれている。