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鹿児島県 新規の窯跡発見 「阿三柳田(北)支群」広がり 伊仙町・徳之島カムィヤキ
総合 奄美新聞

鹿児島県 新規の窯跡発見 「阿三柳田(北)支群」広がり 伊仙町・徳之島カムィヤキ

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 伊仙町教育委員会は9日、町道工事に伴い新規のカムィヤキ窯跡が発見されたとして現地説明会を開いた。国指定史跡「徳之島カムィヤキ陶器窯跡」の七つの支群の一つ「阿三柳田(北)支群」の北側への広がりが確認された。

 午後5時からあった現地説明会には島内の文化財保護審議委員など文化財関係者、歴史や文化に関心のある一般住民など30~40人が参加。町教委社会教育課・歴史民俗資料館係長・学芸員の安田未来さんによると、9月27日に同支群付近で、阿三中山線町道工事に伴い発見されたもので、町教委は範囲内容確認調査を実施。町を代表する歴史的に重要な遺跡で、窯跡の全容を見ることができる貴重な機会となることから現地説明会を開催した。

 発見された窯跡の規模は約50×50㍍と推定。中世グスク時代の遺跡だが、窯体と灰原が確認され、出土したカムィヤキ(陶器)は薄手でシャープな11~12世紀とみられる古いタイプ。調査の成果として旧地形の復元、灰原の重なりや方向の確認のほか、遺跡範囲の推定(阿三柳田(北)支群の延長)が挙げられた。写真撮影、3Dモデル作成、土壌サンプルなどを採取。今後の整備や研究につなげていく。

 工事計画上、「追加の掘削や破壊等はない」として文化財担当者立会による遺跡の地下保存(のり面工事など実施)を図り、計画通り道路敷設の予定。現地は1~2週間公開されるが、直接見学すると工事に支障が出ることから町教委は「歴史民俗資料館に連絡(電話0997・86・4183)しての見学」を呼びかけている。

 カムィヤキ陶器窯跡は同町の阿三、伊仙、検福に所在する1000~700年前の窯跡。遺跡で生産された陶器は、奄美群島内だけでなく琉球列島全域と九州南部で確認されており、流通範囲は南北約1200㌔㍍に及ぶ。器種では壺のほか、鉢、碗(わん)、甕(かめ)、水差しなどがある。

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