市議の依頼受けた墓地草刈り、鹿児島市が損害賠償請求を検討…市長「市が行うべきでない業務で大変遺憾」
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鹿児島市議会の入船攻一議員(81)の依頼を受け、市職員が市の管理ではない共同墓地の草刈りを行った問題で、下鶴隆央市長は7日の定例記者会見で、「市が行うべきでない業務を行ったことは大変遺憾」と述べ、草刈りに従事した職員の人件費などの損害賠償請求を検討していることを明らかにした。問題を巡っては、入船議員の依頼を受け、2022~25年度の計9日間、少なくとも延べ約90人の市職員が勤務時間中に草刈りに従事。一部の作業は市が業者に委託し、市営墓地の管理費から計62万円を流用した。市はその後、「不適切な支出だった」として、管理組合から全額の返還を受けていた。
損害賠償を求めるのは、勤務時間中に作業にあたった市職員の人件費のほか、墓地までの移動で使った公用車の燃料費などで、弁護士に相談して請求先や額を検討するという。
下鶴市長は会見で、依頼を受けた背景について担当者の聞き取りから「一度断ったものの、再度の働きかけによる心理的な圧力があったと聞いている」と説明。
再発防止に向け、5日に全職員に公正公平な職務の遂行にあたるよう通達を出したほか、他自治体の事例を参考に議員からの要求事項を記録して定期的に公表する仕組みづくりを進める考えを示した。
また、担当課長が市営墓地の管理費を流用していたことについても「弁護士を含めた専門家への相談結果を踏まえて、適切に対応する」と述べた。
入船議員の処遇や市の対応について、8日の市議会議会運営委員会で協議される予定。
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