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短編映画「アマミノクロウサギはノアの方舟に乗ったのか」 奄美の世界観に浸る 上映会盛況 栃木の国際映画祭でも
イベント 奄美新聞

短編映画「アマミノクロウサギはノアの方舟に乗ったのか」 奄美の世界観に浸る 上映会盛況 栃木の国際映画祭でも

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 【東京】鹿児島県・奄美大島で全編撮影した短編映画「アマミノクロウサギはノアの方舟に乗ったのか」(2025年/20分)が9月19日に東京の2会場、21日には第2回栃木国際映画祭で上映された。会場には多くの奄美ファンが駆け付け、スクリーンで公開される奄美の世界観に浸った。

 同作品は生まれてくる前、宇宙にいた記憶を持つ3歳の少年・唄を主人公としたもの。
主演の西唄史(うたふみ)ちゃんは、撮影開始時2歳。奄美大島の高校生・川畑杏樹さん、あまみエフエムの渡陽子さんら奄美ゆかりの出演者も参加。また、俳優・歌手の其原(そのはら)有沙(ありさ)さんが本人役で出演し、主題歌も担当している。奄美大島の自然を背景に英国留学を控え島へ帰ってきた、 いとこの少女咲良(さら)、そして二人の別れと再会、島の人たちとの交流や行事も描かれている。

 監督は中川究矢(きゅうや)さん。1979(昭和47)年、京都生まれ。東京映像芸術学院卒。17年の短編「カマキリの夜」が、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭をはじめ、国内外の映画祭で上映された。現在は、奄美大島を拠点に映像制作を行っている。

 江東区の区民センターで開催された上映会には監督のほか、主演(唄役)と唄史ちゃんの実母で母親役を演じた女優の加藤桃子さんが参加した。「大人が忘れてしまった不思議な感覚を思い出してほしい」と中川監督が作品を説明。加藤さんは「大好きな奄美で撮影できて最高でした」と振り返った。都内からやって来た60歳代男性は「奄美の特色がよく出ていましたね」と感心していた。その後、同日に東中野のポレポレ坐で、また同日から22日まで栃木・宇都宮市での「第2回栃木国際映画祭・国際短編部門」に選出され、21日には宇都宮短期大学・須貝友正記念ホールで上映された。「奄美に行きたくなった」「クロウサギはあんなに見られるのか」などの感想もあったという。同映画祭では急きょ追加された「主演男優賞特別賞」を西唄史ちゃんが受賞。「クランクイン時2歳(撮影中に3歳)での国際映画祭での主演賞受賞は、世界最年少級の受賞(データベースで確認できる限りでは)になる」(中川監督)。

 同作品は2月に開催された「第4回アマミ・シネマ・フェスティバル」のために制作されたもの。年明けにAmazonPrimeVideoやU―NEXTなどで配信予定となっている。

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