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鹿児島県・奄美市名瀬有屋の終焉の家で一村忌、クロトン手向け思い馳せる 没後49年、画業しのぶ
政治 奄美新聞 👁 1

鹿児島県・奄美市名瀬有屋の終焉の家で一村忌、クロトン手向け思い馳せる 没後49年、画業しのぶ

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 奄美大島で晩年を過ごした日本画家の田中一村の功績をしのぶ「第38回一村忌」が命日にあたる11日、奄美市名瀬有屋の一村終焉(しゅうえん)の家で営まれた。地元有志約20人は、一村が愛した植物・クロトンの葉を遺影に手向け、その偉大な画業をしのんだ。

 没後49年の命日に合わせて実施。一村を顕彰する「一村会」(美佐恒七会長、会員15人)が主催した。

 この日は、会員や田中一村記念美術館職員、一般市民に加え、安田壮平奄美市長ら市職員も参加。島バナナの葉やハイビスカスに彩られた献花台にクロトンの葉を供え、一村の在りし日に思いを寄せた。

 あいさつした美佐会長(78)は、一昨年に東京都美術館で行われた一村展を振り返り、「展覧会終了後も反響は大きく一村の広がりを再確認できた。奄美の宝として大事にしていかねばと、思いも新たにした」と訴えた。安田市長は「民間にリードしてもらいながら市も連携し、全国、世界へと一村の絵や生き様を届けたい」と思いを込めた。

 一村忌の後はしのぶ会も実施。食事を囲んで思い出話などに花を咲かせた。

 来年は没後50年の節目。一村の生まれ故郷である栃木県の田中一村記念会とのツアー交流なども計画しているという。

 一村は1908(明治41)年の栃木県生まれ。58年に訪れたスケッチ旅行を機に奄美大島に移住。77年に69歳で亡くなるまで、亜熱帯特有の自然や生物をモチーフに花鳥画を描き、独自の画風を築いた。