兼務を解いて、組織体制を強化――鹿児島市立病院が「経営」「医療」のトップ分離 年度始め式で抱負「力合わせて難局乗り越える」
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鹿児島市立病院は1日、事業管理者が経営、病院長が医療に専任する新体制を始動した。経営改善と医療体制の充実を目指す。年度始め式があり、新たに就任した佐野輝事業管理者と堀剛病院長が抱負を述べた。市立病院は1969年から病院長を事業管理者とし、運営・経営や医療提供を統括的に行ってきた。人口減少や物価高に対応するため兼務を解き、組織体制の強化を図る。
事業管理者の任期は4年。職員を前に、佐野氏は「鹿児島大学医学部長や学長を務めた。長年運営に携わってきた経験を病院の発展に生かしたい」とあいさつ。堀病院長は「各診療科の目標や考えを聞き取り、事業管理者に届ける役割を担う。力を合わせて難局を乗り越えていきたい」と語った。
病院は給与費と材料費の上昇で2024年度は約26億円の純損失を計上。2年連続赤字で25年度も赤字を見込む。