奄美地方直撃の台風18号 被害明らかに 徳之島周辺では線状降水帯発生
📰 全文
奄美地方の皆さんは不安な夜だったと思います。台風18号は強い勢力を保ったまま奄美地方を直撃し、徳之島周辺では線状降水帯も発生しました。
台風18号の猛烈な雨と風は各地に大きな被害をもたらしました。
25日夜から26日朝にかけての動きを振り返ります。
中川雅温記者
「徳之島町亀津です。風にあおられた街路樹が激しく揺れています」
25日午後7時ごろ、台風18号の暴風域に入った徳之島町の映像です。
道路脇の木々が大きく揺れ、車のフロントガラスには強風とともに大粒の雨が打ち付けます。
午後7時19分、徳之島の天城町では観測史上最大となる最大瞬間風速54.5メートルを観測しました。
その後、台風が奄美地方に最接近した午後11時すぎには、徳之島周辺で線状降水帯が発生。
台風の目を取り巻く発達した雨雲が徳之島にかかり続けていました。
伊仙町住民
「こっちにいれるの?どういうこと?」
その頃、徳之島ではガラスを必死に抑える住民の姿が。
伊仙町住民
「向こうにだけはいかないように」
同じ時間帯、沖永良部島では雨が四方八方から降りつけ、風が大きな音を立てています。
一方、こちらは与論島。
住民が撮影した動画には大きく揺れる木に、猛烈な雨と風の音がー
男性の家では天井から雨漏りも発生しました。
そして、一夜明けた午前7時、徳之島町では。
中川記者
「徳之島町体育センターです。電灯が折れ曲がっています。大きな木が道路になぎ倒されています」
前方部分が折れ曲がった原付バイクに、横転したままの車。
強風の影響とみられる被害が至る所で確認できました。
役場や消防によると、奄美市で自転車に乗っていた40代の男性が風にあおられて転倒し、重傷で入院、瀬戸内町では70代の女性が自宅で停電中に階段から転んで右手首を骨折したということです。
また、最大瞬間風速44.3メートルを観測した伊仙町でも…
中川記者
「伊仙町目手久です。あちらの電柱、見てみますと、真ん中から真二つに折れています」
帰省していた人は昨晩の様子をこう話しました。
伊仙町に帰省していた人
「大きな音がバリバリ、ゴーンという感じで。頭にもたんこぶがあるんですけど、上から屋根がいっぱい落ちてきたりして。本当に今生きてて良かったなってくらい怖かった」
また、徳之島の3つの自治体では、ほとんどで停電するなど、奄美地方の停電は午後4時時点で約3万戸に上ります。
被害は奄美大島でも。
大和村の住宅で25日夜、強風で屋根の一部が飛ばされました。
室内に雨と風が入り込み、畳が水浸しになったほか、障子も破れました。
住人の男性
「風が急にバッときて、それで屋根が飛んだ。じいちゃんが造った家だった。寂しさがある」
奄美地方を襲った台風18号。
暴風域からは抜けたものの、しばらく影響が続きそうです。