カゴミル 鹿児島の今のニュースを、まとめて。

← 一覧
「勾留認めず釈放」水迫畜産の牛肉偽装事件 元取締役が偽装に使った牛肉の価格は“鹿児島産の半分以下”か
事件・事故 FNNプライムオンライン

「勾留認めず釈放」水迫畜産の牛肉偽装事件 元取締役が偽装に使った牛肉の価格は“鹿児島産の半分以下”か

📰 全文
県外産の牛肉を鹿児島産と偽り、ふるさと納税の返礼品事業者に納品したとして逮捕・送検された水迫畜産の元取締役・水迫政輝容疑者(55)が、鹿児島地裁の判断により釈放されたことが明らかになった。「意図して偽装したわけではない」と容疑を全面否認する一方、捜査当局は利益目的の偽装と見立てて捜査を進めている。

逮捕・送検を受け、鹿児島地検は鹿児島地裁に対して水迫容疑者の10日間の勾留を求めた。しかし地裁はこれを認めず、水迫容疑者は8月20日までに釈放された。

勾留が認められるのは一般的に、証拠隠滅や逃亡のおそれがあると判断された場合だ。今回なぜ勾留が認められなかったのか、地検・地裁ともに詳細は明らかにしていない。今後は警察と検察が任意での取り調べを進めていくことになる。

この事件は、水迫容疑者がふるさと納税の返礼品を提供する事業者に対し、県外産の牛肉を鹿児島産と偽って納品し、約145万円をだまし取った疑いが持たれているものだ。

捜査関係者などによると、偽装に使われた県外産牛肉の価格は鹿児島産と比べて半分以下だったという。県警は、安価な県外産を仕入れてその差額で利益を得ることが動機だったと見立てて捜査を進めている。

ふるさと納税の返礼品は地域の特産品への信頼を前提に成り立つ制度だ。今回のような産地偽装は、鹿児島産ブランドへの信頼を損ない、地域の畜産業全体のイメージに影響を与えかねない問題である。

水迫容疑者は「確認不足が原因で、意図して偽装したわけではない」と容疑を否認している。故意か過失かという点は今後の捜査・司法判断の焦点となる。警察と検察は引き続き任意での取り調べを通じて事実関係の解明を進める方針だ。