鹿児島県 産経民謡大賞で優秀賞 奄美市名瀬、時岡優里菜さん 「歌える看護師」目指す
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1966年に創設された日本で最も古い民謡コンクール「第61回産経民謡大賞」(産経新聞社主催)の決勝大会が7月25、26の両日、大阪府大阪市のブリーゼタワーであった。奄美市名瀬から出場した時岡優里菜さん(20)=奄美看護福祉専門学校看護学科3年=は二日目の大賞の部に出場、「大賞決定戦」を争う4人に残り、優秀賞に輝いた。同民謡大賞は、70歳以上が出場する健声・壮年・少年少女・大賞の部に全国から数百人規模の出場者が集まる舞台。時岡さんが出場した大賞の部には、全国の予選を勝ち抜いた89人が出場した。
会場の控室は、出番を待つ出場者やスタッフでごった返し、練習の歌声や三味線の音が響く活気であふれた。
ステージでは、日頃の鍛錬を重ねた歌い手たちが技術と表現力を競い、張り詰めた緊張感の中、進行していった。
大賞の部は26日午後行われ、時岡さんは一部の32番目にステージに。美しい女性に言い寄った男性が命を落とす悲劇のストーリーを描いた「塩道(しょみち)長浜節」を情緒豊かに歌い上げた。
当日朝からステージ用の着物に着替え待機していた影響からか「調子が悪かった」というが、審査員から「奄美のシマ唄は、独自の歌唱と表現で情感にあふれている」との評価を得た。
一部、二部の上位2人ずつが出場する大賞決定戦への選出は、半ばあきらめていたという時岡さん。一部の上位2人に選出され臨んだ決定戦では、惜しくも大賞を逃し優秀賞を受けた。
時岡さんは「全国レベルの大会で、最後の4人に残ったことがうれしい。奄美のシマ唄を評価する声が審査員から上がり誇りに感じる」と話した。
大会出場前は、病院での臨地実習と併せ論文提出の締め切りが迫り、多忙を極めたという。夏休みに入ったタイミングで大会出場、帰島してすぐに夏季講習と忙しさは変わらない。
時岡さんは「大会への出場は今年最後。これからは、来年2月の国家試験に集中する。就職したら、〝歌える看護師〟として仕事と歌を両立させたい」と将来を見据えた。