鹿児島県 芳賀日出男さん写真展 神戸沖洲会館で8月14~17日開催 島ムニ考えるきっかけに
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【沖永良部】民俗写真家・故芳賀日出男さんの写真展が8月14~17日の4日間、兵庫県神戸市の神戸沖洲会館で開催される。芳賀さんが、昭和30~32年(1955~57)に来島して撮影した島内の写真約250枚をテーマごとに60枚のパネルにして展示する。写真展は、沖永良部島方言(島ムニ)の保存継承について考えてほしいと、国際基督教大学特任教授の高智子さんが主催。神戸沖洲会や和泊町教育委員会、知名町誌編さん室、国立国語研究所が協力した。
芳賀さんの写真は、25年7月に東京の芳賀ライブラリーから沖永良部2町に寄贈されたもの。今回の写真展に向け、集落の風景や水くみの様子、子どもたちの遊びなどテーマごとに分け、写真解説用の冊子も作成した。監修は、島の郷土史家、先田光演さん(83)と和泊町歴史民俗資料館の伊地知裕仁さんが担当した。
今年3月から神戸沖洲会の会員を対象に、島ムニを使って簡単な会話を楽しむ「しまむに学校」を開いている高さんは「神戸沖洲会には約3000人の会員がいるが、島の2、3世にとって沖永良部島は距離も心も遠く、島ムニの保存継承を我が事として捉えられない人もいる。写真展を通して、沖永良部島や島ムニについて考えてほしい」と話した。
写真展の企画を提案した先田さんは「神戸にいる私と同じ年代の人は、15歳で中学を卒業して島を出ているので、写真を見れば昔に帰っていけると思う。2、3世にとっては、芳賀さんの写真が島に思いを寄せてつながりや絆を深くするきっかけになるだろう」と語った。
写真展は午前10時から午後5時半まで(最終日は午後4時まで)。14、17日は写真展のみ。15、16日は、写真を見て沖永良部島について語る「沖永良部井戸端会議」や島ムニを使ったゲーム、写真解説などのイベントを実施。16日には、国立国語研究所の山田真寛さんによる講演もある。