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自然遺産、次世代へ 「奄美・沖縄」登録5周年シンポ 奄美大島、徳之島の魅力発信
政治 南海日日新聞 👁 2

自然遺産、次世代へ 「奄美・沖縄」登録5周年シンポ 奄美大島、徳之島の魅力発信

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 「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」の世界自然遺産登録5年周年を記念したシンポジウム(同世界自然遺産地域連絡会議主催)が26日、沖縄県那覇市の琉球新報本社ビルで開かれた。鹿児島、沖縄の両県から官民関係機関や一般市民など約350人が来場。奄美からは平城達哉さん(奄美市立奄美博物館)と常加奈子さん(旅友Tokunoshima代表)がパネルディスカッションに登壇し、奄美大島、徳之島の登録後の変化、魅力などを紹介。次世代への遺産継承のために何をすべきかや、一人ひとりに求められる取り組みなどを発信した。

 シンポジウムには両県の知事や各自治体の首長、地元選出の国会議員、環境省や林野庁の関係者などが来賓として出席。鹿児島県の塩田康一知事は「これまでの取り組みの成果や課題を共有し、(遺産の)価値を見詰め直すことで、次世代への継承について考える機会になることを期待する」などとあいさつした。

 パネルディスカッションは「奄美・沖縄の自然遺産を次の世代へ、私たちがつなぐ物語」がテーマ。平城さん、常さんのほか、沖縄県から仲本いつ美さん(Endemic Garden H代表)、池田卓さん(船浮海運代表取締役)、堀尾裕子さん(世界自然遺産推進共同企業体代表)が登壇した。

 登録後の地域の変化や魅力について、平城さんは▽生き物の生息密度の上昇▽次世代の学びの機会増▽住民の保護意識の高まり―などを紹介。常さんは▽来島者の増▽地域の魅力を再認識する機会になった―などと紹介した。

 次世代への継承に向けては「奄美大島以外の生き物や自然の魅力も知ってほしいので、多角的な視点を持った子どもたちを育てたい」(平城さん)、「島外に出た子どもたちが自分の島に戻りたい、つなぎたいと思える島にしたい」(常さん)と訴えた。

 パネルディスカッションに先立ち、土屋誠琉球大学名誉教授、ミクスチャーバンド「HY」(世界自然遺産大使)、沖縄県立辺士名高校サイエンス部によるトークセッションも開催。

 次世代への遺産継承に向けては、「若い世代が関心を持つための努力を」(土屋教授)、「今ある問題にできる形で協力する」(辺士名高校サイエンス部)、「音楽を通して伝えていきたい」(HY)など、それぞれの立場から意見を寄せた。