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「ちいかわ」映画に子どもたちが殺到 入り口から外まで行列、鹿児島で初日2000人の盛況 ドリンク販売1.5倍、「涼を求める人」増加
総合 FNNプライムオンライン

「ちいかわ」映画に子どもたちが殺到 入り口から外まで行列、鹿児島で初日2000人の盛況 ドリンク販売1.5倍、「涼を求める人」増加

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夏休みが始まって1週間が経過し、鹿児島市の映画館「鹿児島ミッテ10」では、7月24日から公開が始まった「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」を目当てに、子どもたちが入り口の外まで行列を作った。初日だけで2000人の来場を見込むほどの盛況ぶりだ。さらに、連日続く厳しい暑さの影響で、映画館はいまや「避暑スポット」としての役割も担いつつある。ドリンクの販売数が通常の約1.5倍に跳ね上がるなど、暑さは映画館の商品売れ行きにも確実に影響を与えている。

鹿児島市のアミュプラザ鹿児島内にある映画館「鹿児島ミッテ10」。夏休みシーズンを迎えた劇場には、話題作が目白押しで並ぶ。なかでも来場者の注目を集めているのが、7月24日から公開が始まった「映画ちいかわ 人魚の島のひみつ」だ。

取材時、劇場の様子はまさに熱気に包まれていた。映画の公開時間が近づくと、入り口から映画館の外まで行列ができていた。来場者に話を聞くと、「ちいかわ。ちいかわの映画を見に行きます」と弾んだ声が返ってきた。

作品の内容は、「ちいかわ」と仲間たちが特別な島への招待状を手に島へ上陸し、楽しい時間を過ごしていたところに次々と試練が訪れるというもの。みんなで奮闘しながら島に隠された秘密に迫る物語だ。

映画館側もこの人気に応えるべく、3つのスクリーンで1日15回の上映を準備した。初回の朝8時からの上映では210人が鑑賞し、24日1日だけで「ちいかわ」だけで2000人の来場を見込んでいるという。

鑑賞を終えた来場者からは、満足そうな声が次々と上がった。「かわいかった」「かわいかった。作品に感動した」という声もあれば、「ちいかわが人気なのは知っていた。あんまり見ていなかったが楽しめた」と、もともとファンではなかった人までを取り込む間口の広さも印象的だ。

なかには、「きょうは今から奄美に行くので、その前に映画を見て涼んで。楽しい夏休みにしたい」と、旅行前のひとときを映画館で過ごす親子の姿もあった。映画を楽しむだけでなく、涼しい空間でひと息つく場所としても映画館が選ばれていることがうかがえる。

連日続く厳しい暑さは、映画館の商品売れ行きにも顕著な影響をもたらしている。鹿児島ミッテ10では、7月に入ってからドリンクの1日あたりの販売杯数が通常の約1.5倍に増加。多い時は平日で300杯、休日で600杯が売れるという。

支配人の功刀弘暁氏は、「毎年猛暑と言われる中で、涼しいところで過ごそうという動きは多いと感じるところはある」と話す。映画を目的とした来場者だけでなく、暑さを逃れるために映画館を訪れる層も増えていると見られる。

夏休み期間中、鹿児島ミッテ10では通常と比べて1.5倍から2倍の来場者を見込んでいる。なかでもお盆がピークになりそうだということで、劇場の賑わいはまだ続きそうだ。猛暑と話題作が重なる今年の夏、映画館は子どもたちの「楽しみの場」であると同時に、地域の人々にとって貴重な「涼の場」としても存在感を増している。