甲子園あと一歩 磨いた飛ばす力、決勝でも 鹿児島実・若松壱成選手
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(第108回全国高校野球選手権鹿児島大会決勝 鹿児島実0―9神村学園)一回2死走者なし。鹿児島実の3番打者若松壱成(3年)が打席に入った。相手投手は4連覇をめざす神村学園のエース龍頭汰樹(3年)。「コントロールが良い。積極的に打っていこう」。3球目、直球が内角に来た。狙っていたスライダーではなかったが、自然にバットが出た。
快音とともに、打球は右翼手の頭上を越えていった。チームを勇気づける長打となった。
昨年夏はベンチ入りできず、先輩たちが準決勝で逆転サヨナラ負けする瞬間を観客席から見た。「チームに貢献できる強打者になりたい」。冬場は筋力トレーニングや食事の量を増やして体づくりに励んだ。一冬越して体重は5キロ増え、打球の飛距離も伸びた。新チームになった当初は下位を打ったが、春からは長距離打者として中軸を任されるようになった。
だが、チームにとって4年ぶりの決勝の舞台は、序盤から大量リードを許す苦しい展開に。守備位置の三塁から「一つずつアウトを取っていこう」と投手陣を励まし続けた。九回、次打者として打順を待つ中で2番打者が打ち取られてゲームセット。最後の夏が終わった。
あと一歩、届かなかった甲子園。「来年こそは決勝でも勝ち、甲子園に行ってほしい」と夢は後輩に託した。卒業後の進路は未定だというが、「これからも野球を続けていきたい」と話した。(井潟克弘)
(第108回全国高校野球選手権鹿児島大会決勝 鹿児島実0―9神村学園)
一回2死走者なし。鹿児島実の3番打者若松壱成(3年)が打席に入った。相手投手は4連覇をめざす神村学園のエース龍頭汰樹(3年)。「コントロールが良い。積極的に打っていこう」。3球目、直球が内角に来た。狙っていたスライダーではなかったが、自然にバットが出た。
快音とともに、打球は右翼手の頭上を越えていった。チームを勇気づける長打となった。
昨年夏はベンチ入りできず、先輩たちが準決勝で逆転サヨナラ負けする瞬間を観客席から見た。「チームに貢献できる強打者になりたい」。冬場は筋力トレーニングや食事の量を増やして体づくりに励んだ。一冬越して体重は5キロ増え、打球の飛距離も伸びた。新チームになった当初は下位を打ったが、春からは長距離打者として中軸を任されるようになった。
だが、チームにとって4年ぶりの決勝の舞台は、序盤から大量リードを許す苦しい展開に。守備位置の三塁から「一つずつアウトを取っていこう」と投手陣を励まし続けた。九回、次打者として打順を待つ中で2番打者が打ち取られてゲームセット。最後の夏が終わった。
あと一歩、届かなかった甲子園。「来年こそは決勝でも勝ち、甲子園に行ってほしい」と夢は後輩に託した。卒業後の進路は未定だというが、「これからも野球を続けていきたい」と話した。(井潟克弘)