カゴミル 鹿児島の今のニュースを、まとめて。

← 一覧
島津の殿様と嫡男だけが通れた門、雨風でボロボロに――修繕工事で鮮やかな朱色が復活 鹿児島市の仙巌園「錫門」
総合 南日本新聞 👁 4

島津の殿様と嫡男だけが通れた門、雨風でボロボロに――修繕工事で鮮やかな朱色が復活 鹿児島市の仙巌園「錫門」

📰 全文
 仙巌園(鹿児島市)の御殿入り口にある「錫(すず)門」の修繕工事が完了し、3月末から通行可能になった。風雨にさらされ腐っていた柱の下部などを除去。木材を継ぎ足して漆を塗り直すことで、鮮やかな朱色がよみがえった。

 島津興業によると、江戸時代の島津家19代光久の代に建てられたとされ、当主と嫡男のみが通れた。現在の門は高さ4メートル、幅5メートルで当時のものかは分からない。屋根は鹿児島特産の錫でふかれている。

 2024年10月から工事が進められてきた。専門家の助言と川辺仏壇職人の協力のもと、本来の深く赤みがかった朱色を再現。丸に十字の家紋も、漆をすり込んで磨く「呂(ろ)色仕上げ」でつややかに輝く。

 同社の浜崎倫光学芸課長代理(54)は「漆は紫外線で徐々に明るい色に変化する。過程も楽しんでほしい」と話した。