牛若丸と弁慶の対決に歓声 豊玉姫神社の水車からくり 鹿児島・知覧
📰 全文
水車の力で人形を動かす鹿児島県南九州市の夏の風物詩「水車からくり」が9、10日、同市知覧町の豊玉姫神社の六月灯で披露された。演目は「牛若丸と弁慶」。繊細で表現豊かな人形の動きに、観客は魅了されていた。水車からくりは江戸時代から続くとされ、太平洋戦争などで一時途絶えたが、1979年に保存会が復活させた。84年には「薩摩の水からくり」として国の無形民俗文化財に選ばれた。
動力源は、神社の前の水路にかかる水車。隣接した舞台下に動力を伝え、歯車やテコ、滑車、糸などを組み合わせ、舞台上の人形を動かす。体を前後左右に移動するだけでなく、首や手足も複雑に動くように工夫されている。
「牛若丸と弁慶」は2012年以来の上演で、人形10体(高さ45~90センチ)が登場。源義経(牛若丸)が鎧兜(よろいかぶと)姿で馬にまたがり刀を振り上げる「源平合戦」や、ふたりの出会いを描く「五条大橋」、義経を守るために全身に矢を受けて直立不動のまま絶命する「弁慶の立ち往生」の3場面が、ナレーションを含め約10分間で表現される。
最大の見どころは、京都・五条大橋での対決シーン。なぎなたを持った弁慶が180度回転し、牛若丸に斬りつける。牛若丸が90センチほど跳び上がってひらりとかわすと、観客から歓声がわいた。
観客席の最前列で食い入るように見ていた鹿児島市の松清進一さん(71)は、実家に帰省したついでに立ち寄った。「短時間の劇で歴史や感動的な物語がよく分かった。一つだけの水車を動力源に、複数の人形が異なる動きをする仕掛けがとても不思議」と驚いていた。
水車からくりは、「知覧ねぷた祭」がある今月25日にも午後1時から10時まで上演される。問い合わせは豊玉姫神社(0993・83・4335)へ。(エリアリポーター・町田正聡)
水車の力で人形を動かす鹿児島県南九州市の夏の風物詩「水車からくり」が9、10日、同市知覧町の豊玉姫神社の六月灯で披露された。演目は「牛若丸と弁慶」。繊細で表現豊かな人形の動きに、観客は魅了されていた。
水車からくりは江戸時代から続くとされ、太平洋戦争などで一時途絶えたが、1979年に保存会が復活させた。84年には「薩摩の水からくり」として国の無形民俗文化財に選ばれた。
動力源は、神社の前の水路にかかる水車。隣接した舞台下に動力を伝え、歯車やテコ、滑車、糸などを組み合わせ、舞台上の人形を動かす。体を前後左右に移動するだけでなく、首や手足も複雑に動くように工夫されている。
「牛若丸と弁慶」は2012年以来の上演で、人形10体(高さ45~90センチ)が登場。源義経(牛若丸)が鎧兜(よろいかぶと)姿で馬にまたがり刀を振り上げる「源平合戦」や、ふたりの出会いを描く「五条大橋」、義経を守るために全身に矢を受けて直立不動のまま絶命する「弁慶の立ち往生」の3場面が、ナレーションを含め約10分間で表現される。
最大の見どころは、京都・五条大橋での対決シーン。なぎなたを持った弁慶が180度回転し、牛若丸に斬りつける。牛若丸が90センチほど跳び上がってひらりとかわすと、観客から歓声がわいた。
観客席の最前列で食い入るように見ていた鹿児島市の松清進一さん(71)は、実家に帰省したついでに立ち寄った。「短時間の劇で歴史や感動的な物語がよく分かった。一つだけの水車を動力源に、複数の人形が異なる動きをする仕掛けがとても不思議」と驚いていた。
水車からくりは、「知覧ねぷた祭」がある今月25日にも午後1時から10時まで上演される。問い合わせは豊玉姫神社(0993・83・4335)へ。(エリアリポーター・町田正聡)