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「天城町マンゴー」出発式 鹿児島県・徳之島の夏、全国へ 大幅減産も大玉・高品質
総合 奄美新聞 👁 2

「天城町マンゴー」出発式 鹿児島県・徳之島の夏、全国へ 大幅減産も大玉・高品質

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 【鹿児島県・徳之島】徳之島に本格的な夏の到来を告げる2026年産「天城町マンゴー」の出発式が17日、天城町松原の生産農家・松元康素さん(76)のハウス園地で開かれた。生産者や行政、JA、郵便会社など関係者約30人が参加し、国産マンゴーの先駆け産地の一つとして育て上げた完熟マンゴーの収穫・出荷開始をアピールした。

 天城町のマンゴー栽培は1985年、一部農家有志たちの自主的な試験栽培から始まった。高い収益性に加え、町のハウス導入支援のてこ入れで産地化が進み、町内では町熱帯果樹生産組合(作山和久組合長、生産者約41戸)を中心に生産。今年度の栽培面積は約4・9㌶。

 41年目を迎えた今期は2~3月の低温の影響で花芽分化に障害が生じ、着果数が減少。収穫量は約24㌧と前年比43%減、生産額は約7620万円で同42・8%減を見込む。ただ、着果数が少なかったことで「果実は大玉傾向となり、品質も良好」という。

 出発式では、作山組合長に続き園主の松元さんがあいさつし、「地域の仲間に指導を仰ぎ、堆肥(たいひ)や土壌改良を重ねて今日の日を迎えることができた」と20年以上にわたる栽培への感謝を述べた。

 森田弘光町長は「天城町のマンゴー出発式を迎えると、いよいよ徳之島に夏が来たと実感する。全国の多くの方々がこのマンゴーを心待ちにしている」。奄美におけるマンゴー栽培のフロンティアとしての誇りを持ち、生産組合を中心に切磋琢磨(せっさたくま)し、さらに質の高いマンゴーを届けてほしいと期待を寄せた。

 また、県徳之島事務所農業普及課の刈集一彦課長は、生育状況について「2月の低温や乾燥の影響で一部に落花や着果不足が見られ、収穫量はやや少ない」。その一方で「病害による腐敗果は少なく、全体として大玉傾向の良質な仕上がり」と評価。「暑さと体調に気を付けながら、おいしいマンゴーを全国へ届けてほしい」と激励した。

 代表者らテープカットなどに続き、本土出荷の初荷を宅配業者に託し、配送トラックを拍手で見送った。