鹿児島県 セグロ危機 喜界町で初めて確認 町など関係機関 誘殺板設置し防除作業 奄美全12市町村に
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県は15日、主にウリ科の果菜類・果実の重要害虫セグロウリミバエの誘殺が喜界町で初めて確認されたと発表した。昨年3月の県内での初誘殺以降、奄美地域の全12市町村で確認されたことになる。経営技術課によると、13日に手久津久に設置してあるトラップ(わな)で雄成虫2匹が誘殺された。国のマニュアルに基づき関係機関により14日に現地対策会議を開催し、初動対応を15日から実施した。
同町農業振興課(営農支援センター)によると、初の誘殺確認を受けて14日には防災行政無線で「町内で見つかった」ことを町民に周知し、15日に防除作業として殺虫剤を染み込ませた誘殺板を集落内(誘殺地点から半径2㌔以内の荒木、手久津久、上嘉鉄、先山、浦原、川嶺の6集落)に設置することを伝えた。
町職員9人のほか、県大島支庁喜界事務所、門司植物防疫所名瀬支所も加わり計12人で250枚の誘殺板設置は15日で終了。初動対応としてトラップ増設・調査や寄主果実調査、寄主果実等の除去も進められた。
同課によると、喜界町で家庭菜園に取り組んでいる町民は「かなり多い」状況で、現在の時期はニガウリ、キュウリ、スイカ、パッションフルーツなども栽培されているという。町は「セグロウリミバエが広がると対象作物に出荷制限がかかる可能性がある」として生産者、家庭菜園で「対象作物を栽培している方は、農薬散布などの適切な防除等への協力」を呼び掛けている。
啓発チラシも作成し6月で町内全戸に配布済み。この中では▽農薬散布などの適切な防除▽不要な果実を野外に放置しない(ビニール袋等に密封して廃棄)▽管理できないウリ類は植えない――を挙げるとともに、町ホームページでは農薬一覧も示している。