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鹿児島県 日米訓練、多国間演習を同時展開 離島防衛、対艦戦闘強化へ 奄美大島で報道陣に公開
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鹿児島県 日米訓練、多国間演習を同時展開 離島防衛、対艦戦闘強化へ 奄美大島で報道陣に公開

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 陸上自衛隊と米海兵隊による共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」(20~30日)と、米軍が主催する自衛隊や同志国による多国間演習「ヴァリアントシールド」(22~7月1日)の一部が23日、奄美大島で報道陣に公開された。ともに、地上から艦船を攻撃する陸自の「12式地対艦誘導弾」(12SSM)を用いた実動訓練。奄美市の名瀬港では輸送艦「にほんばれ」による輸送訓練、同市笠利町の旧奄美空港跡地では、12SSMによる対艦戦闘訓練が行われた。

 レゾリュート・ドラゴンは2021年度から毎年実施。中国の海洋進出などで安全保障環境の厳しさが増す中、今年度は九州・沖縄で「反撃能力」「輸送能力」向上に向け、自衛隊約7300人、米軍約2300人が参加。3月、健軍駐屯地(熊本県)に配備された国産長射程ミサイル「12式地対艦誘導弾能力向上型」を扱う部隊も展開する。

 奄美群島では、奄美駐屯地(奄美市名瀬)で日米共同の情報収集や対艦戦闘(非実射)、補給・輸送、米軍ヘリによる離着陸など訓練を実施。瀬戸内分屯地(瀬戸内町節子)と航空自衛隊奄美大島分屯基地(同市笠利町)で陸自が補給輸送や情報収集を行う。

 自衛隊関連施設以外では、同市の名瀬港で輸送訓練があり、徳之島では犬田布岬(伊仙町)で日米の無人偵察機を用いた情報収集を、前泊漁港(同)で米軍の半潜水型無人艇(ALPV)による物資輸送などの訓練をする。
 23日に名瀬港で公開された訓練では、自衛隊海上輸送群第2海上輸送隊(阪神基地隊)の輸送艦「にほんばれ」が奄美群島に初接岸。谷山港(鹿児島港)で積載された第2特科団(大分県)の12SSM発射装置車両2両と弾薬を搭載した車両2両の計4両を陸揚げ。瀬戸内分屯地への輸送訓練を行った。

 「にほんばれ」は、全長約80㍍、全幅約16㍍の小型級船舶。車両やコンテナを十数両搭載し海上輸送が可能。訓練には自衛隊海上輸送群約35人はじめ、西部方面総監部など計5部隊約70人が参加。

 鹿児島港と名瀬港は、平時から自衛隊や海上保安庁の船舶が利用できる「特定利用港湾」に指定されている。

 米国主催の多国間演習「ヴァリアントシールド」への自衛隊の参加は、2024年に続き2回目。西太平洋地域において隔年で行っている実動訓練で、自衛隊は主に日本周辺海空域、自衛隊と在日米軍の施設などで実施。米国をはじめ同志国との連携を深め、インド太平洋地域での即応体制強化が目的。

 奄美群島では、一部の地域がレゾリュート・ドラゴンの訓練計画を含む「共同統合対艦戦闘訓練」として行われ、奄美大島で陸自約300人、米軍約20人が参加。奄美市笠利町で、日米共同での沿岸監視と陸自の電磁波訓練(笠利崎灯台)や日米による無人偵察機を用いた情報収集訓練(あやまる岬観光公園)、島内各地での陸自の対艦戦闘訓練(非実射)、侵攻する艦船のレーダーや通信機器を無力化するネットワーク電子戦システム(NEWS)を用いた情報収集・電磁波訓練などを実施する。

 23日に公開された、対艦戦闘訓練は同市笠利町の旧奄美空港跡地で実施。陸自第7地対艦ミサイル連隊(沖縄県)の12SSM発射装置車両3両を使用。待機場所から発射地点まで移動。弾薬を再装填するまでの一連の流れを確認した。