日米共同訓練、鹿児島を含む全国各地で展開へ――民間港から弾薬搭載車、米無人艇で物資輸送…島しょ防衛想定し自衛隊約7300人、米軍約2300人が参加
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自衛隊と米軍による共同訓練が、鹿児島を含む全国各地で始まる。陸自と米海兵隊の「レゾリュート・ドラゴン」は20日から、陸海空自と米インド太平洋軍、同志国の「バリアント・シールド」は22日からある。県内では本土、奄美大島、徳之島に展開する。民間港から弾薬搭載車を運び、米無人艇を使った物資輸送もある。レゾリュート・ドラゴンは九州・沖縄で実施する。防衛省陸上幕僚監部によると自衛隊約7300人、米軍約2300人が参加する。島しょ防衛を想定し、部隊の連携と共同対処能力向上が狙い。30日まで行う。
計画では、鹿児島市の鹿児島港谷山1区で20日、弾薬搭載車や12式地対艦誘導弾の車両を自衛隊海上輸送群(広島県呉市)の輸送艦「にほんばれ」に積み、奄美市の名瀬港へ向かう。志布志市の志布志港からも名瀬港に向けて輸送艦「ようこう」でコンテナを運ぶ。
3港は、自衛隊や海上保安庁が平時から迅速、円滑に利用できる「特定利用港湾」に指定されている。
徳之島では演習場ではない「生地(せいち)」で無人機訓練をする。伊仙町の犬田布岬で日米それぞれが無人偵察機を操り、情報収集する。米軍の半潜水型無人艇「ALPV」が同町前泊漁港で物資輸送に当たる。徳之島町の徳之島ヘリポートもしくは町総合運動公園で米軍ヘリが離着陸する。
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バリアント・シールドは米国主催の多国間軍事演習。統合幕僚監部によると、日本や米グアム島、ハワイ州を含む西太平洋の広範囲で行う。インド太平洋地域での抑止力・対処力強化を目的に7月1日まである。
鹿屋市の海上自衛隊鹿屋航空基地には、米軍ミサイル発射装置「タイフォン」と高機動ロケット砲システム「ハイマース」を一時展開する。鹿屋基地に持ち込まれるのはいずれも初めてとみられる。タイフォンは射程約1600キロの巡航ミサイル「トマホーク」を搭載できる。両装備は9月の日米訓練「オリエント・シールド」でも使い、10月中旬まで鹿屋基地に置く。
陸自と米海兵隊、米空軍計320人が奄美市と龍郷町の生地で訓練する。同市のあやまる岬観光公園では日米が無人偵察機で情報収集。陸自は近くの旧奄美空港で12式地対艦誘導弾による対艦戦闘を想定する。