大和村・名音小 「がやまき」作り 伝統を受け継ぐ 鹿児島県
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江戸時代から続くとされる端午の節句の伝統行事「がやまき作り」が13日、鹿児島県大和村の名音小学校(宅間万能(かずよし)校長、児童9人)であった。高齢者グループ「むつみ会」が指導、保護者や教員ら約40人でにぎやかに節句飾りを作った。がやまきは、旧暦の端午の節句に男児の無病息災や健やかな成長を願って作られる魔除けの飾り。自生するイネ科のチガヤ(茅)にもち米を包み、家の玄関などに飾る。
かつては奄美大島各地でも盛んに作られていたが、太平洋戦争を機に消失した。同校では、2006年に集落に住む古老の指導を仰ぎ復活させた。
行事を調査した5年の松本真愛(まな)さん(10)が歴史や由来を説明し「今ではここだけで行われる行事。伝統を引き継いでいきたい」と述べ作業をスタートした。
下級生は、大人たちの手の動きをまねて挑戦、時間をかけて作った。出来上がった三つをつなぎ合わせ編み込むと完成、親や友達に得意げに見せ合っていた。
4年の納琉生(おさめ・りお)君(10)は「冬にインフルエンザにかかって大変だったので、今年は1年元気でいたい。両親と姉の健康も祈りたい」とやさしさをのぞかせた。
むつみ会の梅田ナイ子さん(77)は「私の小さい時には、もうこの風習は残っていなかった。会のメンバーも年々少なくなって継承は大変だが、学校と集落が協力して残していきたい」と話した。