鹿児島県 奄美群島人口10万人割り込む 5年間で8千人減の9万6062人 前回増の龍郷町も減少 25年国勢調査速報
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県は29日、2025年10月1日時点の国勢調査の速報値を発表した。奄美市と大島郡を合わせた奄美群島の人口は9万6062人で、5年前の前回(20年調査)から8219人減少、10万人台を割り込んだ。市町村別で前回増加していた龍郷町も減少に転じ、全市町村減となり、減少率の最大は伊仙町(11・92%)だった。県統計課によると、数値は要計表(男女別人口及び世帯数を市町村が取りまとめたもの)を基に集計した速報値。後日公表される確報値(人口等基本集計、9月までに公表予定)と異なる場合があるという。
市町村別人口で奄美群島をみると、奄美市が3万8416人(男1万8364人、女2万52人)で、前回比2974人減少。大島郡は5万7646人(男2万8479人、女2万9167人)となり、前回比5245人減少。群島全体では前回(10万4281人)比7・88%の減少率。20年と15年を比較した減少率5・33%を2・55ポイント上回り、人口減が加速している。群島全体の世帯数は4万7242で、前回(4万8950世帯)から1708世帯減少、減少率は3・49%。
奄美群島の市町村で前回、唯一増加(20年と15年の比較で11人)していたのが龍郷町。奄美空港と名瀬市街地の間にある立地の良さから国道沿いを中心に住宅整備が進み、商業関係施設も多く奄美市のベッドタウンとして発展している。しかし今回、前回比134人減(2・30%減)となった。竹田泰典町長は「少子高齢化が他の町村同様進行している。特に荒波地区が深刻な状況にあり、出生と死亡のバランスがとれていない。IターンやUターンといった移住の動きも鈍くなっている」として、「住環境整備へ空き家対策、しっかりできていると思うが子育て支援をさらに充実し、福祉の充実も図っていきたい」と語った。
龍郷町が減少したことで全市町村減となったが、前回比の減少率をみると最大の伊仙町に次ぐのが知名町(10・96%)、瀬戸内町(10・46%)、和泊町(9・78%)、喜界町(9・53%)の順。龍郷町は2・30%の減少率で、最も低かった。
県全体をみると、県総人口は151万2969人で、前回から7万5287人減(減少率4・74%)。戦後最少の人口(これまでの戦後最少人口は20年国勢調査の158万8256人)となった。男女別は、男性71万5952人(県総人口の47・3%)、女性が79万7017人(同52・7%)となり、女性の割合が高い。
人口が増加したのは姶良市(571人増の7万6919人)のみで、18市20町4村が減少。人口減少率が高い市町村は、南大隅町(17・4%)、錦江町(17・2%)、十島村(13・4%)、さつま町(13・2%)、伊佐市(12・5%)。
世帯数は72万2614世帯。前回比5565世帯減、減少率は0・8%。1世帯あたりの世帯人員は2・09人で、前回の2・18人に比べ0・09人減となった。
奄美群島市町村別の世帯数・1世帯あたり人員は次の通り。
奄美市1万9088世帯、2・01人▽大和村656世帯、1・97人▽宇検村800世帯、1・94人▽瀬戸内町3984世帯、1・92人▽龍郷町2607世帯、2・18人▽喜界町3088世帯、1・94人▽徳之島町4554世帯、2・04人▽天城町2432世帯、2・14人▽伊仙町2575世帯、2・10人▽和泊町2787世帯、2・02人▽知名町2494世帯、2・05人▽与論町2177世帯、2・22人